西村栄喜

西村栄喜騎手：地方競馬界のベテラン、1000勝の金字塔を達成

西村栄喜騎手は、1975年9月29日生まれの熊本県出身。地方競馬の第一線で活躍するベテラン騎手です。1995年3月31日、地方競馬騎手免許を取得し、同年4月29日に荒尾競馬場でデビューを飾りました。

デビューから地道な努力を重ね、1997年には地方通算100勝、2002年には500勝の大台を達成。その後も勝利を重ね、2007年にはセカンドジェネレーション騎手招待競走で優勝するなど、実力と人気を兼ね備えた騎手として注目を集めました。

2008年から2009年にかけては、韓国・釜山慶南競馬場で短期免許を取得し、期間限定で騎乗。2009年には韓国の重賞競走であるKRAカップマイルを制覇するなど、国際的な舞台でも活躍を見せました。

日本への帰国後も活躍は続き、2010年には中央競馬に初騎乗。2011年には荒尾競馬場の廃止に伴い、船橋競馬場に移籍しました。2016年には浦和競馬場で行われた埼玉新聞栄冠賞を制覇し、南関東での重賞初制覇を達成。

そして2023年1月20日、船橋競馬場で行われた第3競走で1000勝の大台を達成。地方競馬通算1000勝は、長年の努力と卓越した騎乗技術の証であり、地方競馬界における偉業と言えるでしょう。

西村騎手は、荒尾競馬時代から数々の重賞競走を制覇しており、その実績は地方競馬史に燦然と輝くものがあります。主な重賞勝ち鞍には、荒尾競馬のサラブレッド大賞典（1995年、1998年）、門松賞（2000年、2004年）、アラブチャンピオン（2001年）、九州アラブ栄冠（2002年）、有明大賞典（2002年）などがあります。また、佐賀競馬の花吹雪賞（2005年）、中津競馬のアラブチャンピオン（1998年）、園田競馬の楠賞全日本アラブ優駿（2000年）、そして南関東の埼玉新聞栄冠賞（2016年）など、地方競馬各地で数々の栄冠を手にしています。

西村騎手の勝負服は、胴赤・白二本輪、袖赤。これは、福島幸広調教師が騎手現役時代に使用していたものを引き継いだものです。

西村栄喜騎手は、地方競馬を代表する騎手の一人として、これからもその卓越した技術と経験を活かし、数々のレースで活躍してくれることでしょう。地方競馬ファンの間では、その人気と実力は折り紙つきです。今後の活躍にも期待がかかります。

地方通算成績（2012年1月13日現在）：

出走回数：8230戦
勝利数：947勝
2着：974回
3着：956回
勝率：11.5%
連対率：23.3%

中央競馬成績：

出走回数：3戦
勝利数：0勝

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