西条町西条東

西条町西条東について

広島県東広島市に位置する西条町西条東（さいじょうちょうさいじょうひがし）は、大字として住居表示が未実施の地域です。この地域は西条地区の市街地の西側に位置し、全体的には住宅街が広がる一方、国道486号沿いには様々な商業施設も存在します。「西条東」という名称は、過去の賀茂郷が10～11世紀頃に東条と西条に分かれた際に、この地域が西条の東側にあたることから名付けられました。そのため、現在の西条地区の東エリアにあるわけではありません。

沿革

西条町西条東の歴史は明治時代にさかのぼります。1889年4月、町村制が施行され、賀茂郡寺家村と西条東村が合併し寺西村（第一次）が設立されました。この時、西条東は寺西村の大字として位置づけられます。1939年に寺西村が西条町に合併されると、西条東は西条町の大字となりました。その後、1950年に寺西村が再度分立し、西条東もこの際に寺西村の大字として戻り、1952年には寺西村が町制を施行して寺西町となります。しかし、1959年に寺西町は西条町に再合併されました。1965年には一部の地域が西本町として分離され、住居表示が導入されました。

1974年に西条町は周辺の町と合併し、東広島市が設立されます。この時点で西条東は「西条町西条東」として東広島市の大字となりました。その後、1997年と2001年にはそれぞれの地域が西条西本町および西条東北町に編入され、住居表示がさらに実施されることとなりました。

交通アクセス

西条町西条東には鉄道路線が通っていませんが、最寄りのJR山陽本線の西条駅が存在します。交通手段としてはバスも利用されており、芸陽バスとJRバス中国が様々な路線を運行しています。例えば、西条駅から広島大学行きや広大西口、東広島医療センター行きなど多岐に渡る便が用意されています。

道路情報

主要な道路として国道486号が通り、地域内では広島県道332号吉川西条線も認識されていますが、こちらは公式には「下見街道」としても知られています。

施設と学区

西条町西条東には、サタケ物流センターや土肥整形外科病院などの施設があります。また、地域における公立小中学校の通学区は住居により異なり、三ツ城小学校、寺西小学校、龍王小学校がそれぞれ中央中学校や西条中学校へ接続しています。

人口と世帯数

2024年9月末現在のデータによれば、西条町西条東の世帯数は1244世帯、人口は2437人となっています。この地域は、住宅街と商業施設が共存し、歴史的な背景を持つ街として、訪れる人々にとって興味深い場所です。

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