西洞院通

西洞院通は、京都市内を南北に走る通りの一つです。そのルーツは平安京の時代にまで遡り、当時は西洞院大路として知られていました。現在の西洞院通は、北は武者小路通から始まり、南は十条通に至りますが、途中で京都駅を挟んで中断されています。

かつては、塩小路通から四条通の間には京都市電堀川線が走っていました。そのため、塩小路通から蛸薬師通の間は2車線道路として整備され、蛸薬師通以北は南行の一方通行となっています。市電が廃止された後、その代替として、現在は京都市営バス50系統が京都駅と立命館大学を結んでいます。

平安京の時代には、西洞院大路は幅24メートル（8丈）の堂々とした大路でした。しかし、京都府庁の敷地内で行われた発掘調査によって、沿道の建物が建て替えられるたびに道幅が徐々に狭められていき、現在のような細い道になった経緯が明らかになりました。かつては、道の西側には西洞院川という川が流れていましたが、現在は全て暗渠となっています。1960年代頃までは、小川通と西洞院通の間にある民家の間を小さな川が流れていました。

西洞院通沿いには、様々な施設が点在しています。教育機関としては、京都美山高等学校や、つくば開成高等学校京都校があります。また、近畿農政局や京都府庁舎といった行政機関も沿道に位置しています。その他、五條天神社といった神社や、目川探偵といったユニークな施設もあります。宿泊施設としては、デュシタニ京都、アパホテル京都駅前、都ホテル 京都八条などがあります。商業施設としては、イオンモールKYOTOが人々に利用されています。さらに、京都市営バス九条営業所や京都テルサなども沿道に位置しています。

このように、西洞院通は歴史と文化が息づく通りであり、様々な施設が沿道に点在していることが特徴です。

沿道の主な施設

京都美山高等学校（西洞院通一条下ル）
近畿農政局（西洞院下長者町下ル）
京都府庁舎（西洞院通下立売）
五條天神社（西洞院松原）
目川探偵（西洞院六条下ル）
デュシタニ京都（西洞院通正面上ル）
つくば開成高等学校京都校（西洞院七条上ル）
下京区総合庁舎（西洞院塩小路上ル）
アパホテル京都駅前（西洞院塩小路下ル）
ハローワーク京都七条（西洞院通塩小路下ル）
都ホテル 京都八条（西洞院通八条）
イオンモールKYOTO（西洞院通八条下ル）
京都市営バス九条営業所（西洞院九条下ル）
京都テルサ（西洞院通九条下ル)

関連項目

* 京都市内の通り

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