西浦道明

西浦道明氏について

西浦道明氏は、1949年生まれの日本の公認会計士、税理士、そして経営コンサルタントです。株式会社アタックスの創業者であり、代表取締役社長を務める傍ら、アタックスグループの代表パートナーとしても活躍しています。また、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科の客員教授や、日本盲導犬協会の監事など、多方面でその手腕を発揮してきました。

人物と経歴

大阪府出身の西浦氏は、東海高等学校を経て、1972年に一橋大学商学部を卒業しました。大学時代には一橋大学基督教青年会一橋寮に所属していました。卒業後、学習塾の経営に携わった後、1973年に丸の内会計事務所（現 監査法人トーマツ）に入所し、会計士としてのキャリアをスタートさせました。1977年には独立し、公認会計士西浦道明事務所を設立。

海外の会計士制度を学ぶ中で、組織化の必要性を感じ、1981年に丸山弘昭氏と共に熱田コンピューターサービス株式会社（現 株式会社アタックス）を設立しました。2002年にはアタックス税理士法人を設立し、代表社員に就任。さらに、2012年にはアタックス社長塾の塾頭を務め、後進の育成にも尽力しています。

専門分野と活動

西浦氏の専門分野は、中小企業の経営戦略やM&A戦略です。中小企業庁の経営革新制度評価委員会委員（2006年）や、経済産業省関東経済産業局中小企業のあるべき姿に関する委員会委員（2009年）を務めるなど、政策立案にも深く関わってきました。また、地域活性学会の監事（2008年）、日本中小企業経営支援専門家協会の理事（2009年）など、様々な団体の要職を歴任。

2014年には、人を大切にする経営学会の副会長に就任し、組織における人材の重要性を提唱しています。さらに、日本ナレッジ・マネジメント学会の理事や、公益財団法人一橋大学基督教青年会の監事も務め、幅広い分野で社会貢献を続けています。

著書

西浦氏は、その豊富な知識と経験を基に、数々の著書を執筆しています。主な著書には、以下のものがあります。

『キャッシュフロー経営でつくる「強い会社」 実践編』（1999年、かんき出版）
『経営損益計算書の作り方・活かし方』（2000年、かんき出版）
『経営キャッシュフロー計算書の作り方』（2000年、かんき出版）
『経営未来決算書の作り方・活かし方』（2000年、かんき出版）
『社長！数字で話せる幹部をつくれ』（2000年、かんき出版）
『人事制度を動かすのは管理職のあなたです』（2002年、かんき出版、鈴木茂和氏と共著）
『社長の力』（2005年、かんき出版）
『キーワードで読む経営学』（2007年、同友館、坂本光司氏と共編著）
* 『変化にビクともしない「財務アタマ」経営』（2014年、かんき出版）

これらの著書を通じて、西浦氏は経営者やビジネスパーソンに向けて、会計や財務の知識だけでなく、組織運営や人材育成の重要性を説いています。実践的な内容が多く、多くの読者から支持を得ています。

西浦道明氏は、会計、税務、経営コンサルティングの分野で長年にわたり活躍し、その知識と経験を通じて、多くの企業や人々を支援してきました。現在も、その活動は多岐にわたり、社会に貢献し続けています。

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