西澤良記

西澤良記（にしざわ よしき、1945年5月15日 - ）は、日本の医学者であり、公立大学法人大阪の初代理事長を務めました。

経歴

1970年に大阪市立大学医学部を卒業し、医学士の学位を取得。同年には医師免許も取得しています。1975年には大阪市立大学大学院医学研究科を修了し、医学博士となりました。

その後、大阪市立大学において、助教授、教授、大学院教授、附属病院副院長、医学部長兼大学院医学研究科長といった要職を歴任しました。2007年8月からは、米国トーマス・ジェファーソン大学の客員教授も務めています。

2010年には、公立大学法人大阪市立大学の理事長兼大阪市立大学学長に就任。2016年には、医療法人蒼龍会井上病院の名誉院長兼副理事長に就任しました。

2019年からは、公立大学法人大阪の理事長として、大阪府立大学と大阪市立大学の統合を主導しました。しかし、2022年6月には、大阪公立大学医学部附属病院長の人事が決まらず、副院長が職務代理を務めるという異例の事態が発生。この責任を取り、西澤を含む公立大学法人大阪の役員6人が報酬の一部を返納しました。

2023年3月に公立大学法人大阪理事長を退任。同年11月には、瑞宝中綬章を受章しています。

研究分野

専門は「代謝内分泌病態内科学」です。生活習慣病に関する研究や臨床に深く携わってきました。

著書

『「痛い」「だるい」は生活習慣病のサイン』講談社+α新書、2003年

外部リンク

理事長メッセージ

西澤良記は、医学研究者、教育者、そして大学経営者として、日本の医学界に多大な貢献をした人物と言えるでしょう。

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