西白山町

西白山町（にしはくさんちょう）は、愛知県名古屋市中区に位置していた、かつての町名です。

歴史

西白山町の歴史は、1911年（明治44年）11月1日に、白山町から分離独立したことに始まります。この時、白山町の老松筋から西側の一部分が、新たに西白山町として誕生しました。名古屋市の発展と共に、西白山町もその歴史を刻んでいきました。

1944年（昭和19年）2月11日には、行政区の再編が行われ、栄区が成立しました。この時、西白山町は栄区の一部となり、その行政区域に組み込まれました。しかし、栄区の存在は長くは続きませんでした。

終戦後の1945年（昭和20年）11月3日、栄区は廃止され、西白山町は再び中区へと編入されました。この間、西白山町は、名古屋市の行政区の変遷を経験しました。

そして、1977年（昭和52年）10月23日、西白山町はその歴史に幕を閉じます。この日、西白山町は新栄一丁目および同二丁目に編入され、町名としての西白山町は地図上から姿を消しました。この編入により、西白山町は新たな町の一部として、その歴史を継承することとなりました。

参考文献

この町の歴史について、さらに詳しく知りたい方は、以下の文献をご参照ください。

福岡清彦『中区の町名』名古屋市中区役所、1976年
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日

関連項目

* 名古屋市の地名

西白山町の短い歴史は、名古屋市の都市構造の変化を示す一例と言えるでしょう。かつて存在したこの町の名前は、資料や記録を通して、今に伝えられています。

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