西脇市コミュニティバス

西脇市コミュニティバス：地域住民を支える3系統の運行

兵庫県西脇市で運行されているコミュニティバスは、地域住民の生活を支える重要な交通手段です。1996年10月11日に「しばざくら号」として運行を開始し、その後、地域ニーズの変化に合わせて「つくしバス」と「おりひめバス」が加わり、現在では3系統が運行されています。それぞれの系統の特徴を詳しく見ていきましょう。

しばざくら号：西脇市街地を網羅する路線

「しばざくら号」は、西脇市の花であるシバザクラにちなんで名付けられ、市街地を走る主要な路線です。ウイング神姫（旧神姫グリーンバス）に運行を委託されており、当初は北回り、南回り、東回りの3ルートがありましたが、現在はルートの見直しが行われ、「西脇線」として運行されています。西脇駅を発着点とし、西脇工業高校前、西脇市役所、西脇病院などを経由します。運賃は対キロ制で170円から240円となっており、全国共通交通系ICカードも利用可能です。運行日は祝日と年末年始を除く月曜日から金曜日です。

西脇線 停車駅例:

西脇市駅 - 西脇工業高校前 - 緑風台中央 - 西脇 - 西脇市役所 - 西脇小学校前 - 西脇病院 - 西脇営業所

つくしバス：津万地区と黒田庄地区を結ぶ路線

「つくしバス」は、2008年12月1日に津万地区と黒田庄地区で実証運行を開始しました。当初は兵庫中央バスに運行を委託していましたが、現在は神姫グリーンバスに委託されています。運行開始当初は住民による運行も行われており、運賃は無料でしたが、現在は有料化され、170円から300円となっています。全国共通交通系ICカードも利用可能です。運行日は祝日と年末年始を除く月曜日から金曜日です。

主要路線例:

船町線：西脇営業所 - 黒田庄駅 - 船町公民館
小苗線：西脇営業所 - 津万 - 小苗

おりひめバス：比延地区と周辺地域を結ぶ路線

「おりひめバス」は、神姫バス札場線の廃止に伴い、2009年10月1日から実証運行を開始しました。運行は神姫グリーンバスが担当し、運賃は一部対キロ制で170円から500円です。全国共通交通系ICカードも利用可能です。路線は畑谷線のみ運行されています。運行日は祝日と年末年始を除く月曜日から金曜日です。路線名は、西脇市の地場産業である播州織の始祖である飛田安兵衛の出身地である比延地区に由来しています。

畑谷線 停車駅例:

西脇市駅 - 西脇工業高校北 - 西脇高校前 - 西脇 - 西脇営業所 - 西脇病院 - 札場

まとめ：西脇市コミュニティバスの役割

西脇市コミュニティバスは、3系統それぞれの路線が地域住民の生活圏をカバーし、地域社会の維持に貢献しています。公共交通機関の役割を担うだけでなく、地域住民同士の交流の場としても機能していると言えるでしょう。今後も地域ニーズに対応し、より利便性の高いサービスを提供していくことが期待されます。

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