西舘昂汰

西舘昂汰（にしだてこうた）



西舘昂汰は、2001年6月9日に福岡県筑紫野市で生まれたプロ野球選手で、投手として東京ヤクルトスワローズに所属しています。右投右打の選手であり、若干ながらもその実力を証明しています。

経歴


プロ入り前


西舘は、吉木小学校と筑紫野中学校を経て筑陽学園高等学校に進学しました。高校時代には、2019年春の第91回選抜高等学校野球大会と、夏の第101回全国高等学校野球選手権大会に出場し、選手としての腕前を見せつけました。特に選抜大会ではリリーフとして2試合に登板し、選手権大会では作新学院との初戦で先発しましたが、延長戦に敗れ、その結果が悔しさを残りました。また、高校時代には同じく進藤勇也という選手が同学年であり、共に成長を遂げた仲間でもあります。

高校を卒業した後は専修大学に進学し、大学球界でもその存在感を示しました。3年秋のリーグ戦では最優秀投手に選ばれ、東京大学野球リーグ（2部）での通算成績は11勝6敗、防御率1.69と、素晴らしい成績を収めています。

プロ入り


2023年10月26日に行われたドラフト会議では、東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けることになりました。この指名は、同じく指名を受けた武内夏暉の抽選から外れた結果のものです。契約金は推定9000万円、年俸は1600万円での契約が成立し、背番号は14に決まりました。

ヤクルトでの活躍


2024年には、新人合同自主トレーニングの期間中に上半身のコンディション不良に遭遇し、別メニューでの調整となりましたが、3月からはキャッチボールを再開しました。6月9日には埼玉西武ライオンズとの二軍戦で実戦デビューを果たし、1回を無失点に抑える好投を見せました。これにより、彼は今後の活躍が期待されています。

選手としての特長


西舘は、最速152km/hを誇る直球を投げることで知られており、変化球ではキレのあるフォークが大きな武器となっています。さらに、カーブ、スライダー、カットボール、スプリット、シュートなど多彩な球種を持ち、打者に対して多角的な攻めができる選手です。また、非常にタフな面を持ち合わせており、厳しい試合状況でも冷静さを保つことができる点が評価されています。

西舘の名前は、同年のドラフトで読売ジャイアンツから1位指名を受けた西舘勇陽と同じであり、血縁関係はありませんが、ネット上では「“じゃないほうの西舘”」と表現されることがあり、彼はそのことに対して悔しい思いを抱いていたそうです。

詳細情報


  • - 背番号: 14（2024年 - ）

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