西谷亮

西谷亮（NIN）

西谷亮（にしたに あきら、1967年9月10日生まれ）は、日本の著名なゲームクリエイターであり、株式会社アリカの代表取締役社長である。ゲーム業界では「NIN」の名で広く知られており、『ファイナルファイト』や『ストリートファイターII』といった、アーケードゲーム史に残る数々の名作を世に送り出した。

生い立ちとカプコン入社

西谷はアマチュア時代、ゲームサークル「闘幻狂」に所属し、高校生の頃から日本ソフトバンクのゲーム雑誌『Beep』でビデオゲームの攻略記事を執筆していた。当時のペンネームは「CPM闘幻狂 NIN」。

1986年春、カプコンの岡本吉起からの誘いを受け、即決で大阪へ。カプコン入社後も「NIN」のスタッフクレジットを使用。竹中善則は高校時代の仲間であり、西谷がライター業を始めるきっかけを作り、岡本に紹介してカプコン入社へ導いた人物。

カプコン時代の同僚である船水紀孝は西谷を「天才」と評し、『ファイナルファイト』や『ストII』を共同で制作したあきまんは、インタビューで「その頃の西谷君はすごかった」「カプコンにおける神のような存在だった」と述懐している。

カプコンでの活躍

1986年にカプコンへ入社後、西谷は数々のアーケードゲーム開発に携わる。特に『ファイナルファイト』や『ストリートファイターII』は、その革新的なゲームシステムと魅力的なキャラクターで、世界中のゲームファンを魅了し、格闘ゲームというジャンルを確立した。

主な作品（カプコン時代）

ロストワールド
麻雀学園 卒業編
マッドギア
ファイナルファイト
キャプテンコマンドー
ストリートファイターII
ストリートファイターII'
ストリートファイターII（スーパーファミコン版）
VARTH
パニッシャー
X-MEN Children of The Atom
エイリアンVSプレデター

アリカ設立と新たな挑戦

1995年11月、西谷は株式会社アームテック（現株式会社アリカ）を設立し、代表取締役社長に就任。アリカでは、アーケードゲームの企画・開発を中心に、家庭用ゲームやオンラインゲームなど、幅広い分野で事業を展開している。

主な作品（アリカ）

ストリートファイターEXシリーズ
ファイティングレイヤー
アニメチックストーリー[ゲーム]カードキャプターさくら
カードキャプターさくら クロウカードマジック
テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート
EVERBLUEシリーズ
ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ 不思議のダンジョン
超ドラゴンボールZ
FOREVER BLUEシリーズ
ファイティングEXレイヤー

ゲーム業界への貢献

西谷亮は、その独創的な発想と卓越した技術力で、アーケードゲームの歴史に名を刻んだ。彼が手がけた作品は、今なお多くのゲームファンに愛され、ゲーム業界に多大な影響を与え続けている。

外部リンク

アリカホームページ
株式会社アリカ - Facebook
西谷 亮 - Facebook
西谷 亮 - X（旧Twitter）
* 西谷 亮 - Instagram

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