西部公園

徳島市眉山の桜の名所：西部公園

徳島県徳島市眉山山頂に位置する西部公園は、春には500本の染井吉野が咲き誇り、多くの観光客や地元住民で賑わう、県内でも有数のお花見スポットです。その美しい桜並木は、日本さくら名所100選にも選ばれており、古くから市民に親しまれてきました。

公園の歴史と整備

西部公園の歴史は古く、1958年（昭和33年）3月31日、旧徳島陸軍墓地跡地に整備され、開園しました。開園当初から、桜やツツジの名所として知られ、市民に愛されてきました。その後、1986年から1988年にかけて、桜をさらに美しく保全・育成するための再整備が行われ、現在の美しい景観が形作られました。この再整備によって、桜の生育環境が改善され、より多くの花を咲かせることができるようになりました。現在も、公園の景観維持と桜の保護に努めており、春には見事な桜の景色を楽しむことができます。

日本さくら名所100選

西部公園の桜は、その美しさから日本さくらの会によって日本さくら名所100選に選定されています。これは、全国でも有数の桜の名所であることを示しており、公園の価値を高める重要な要素となっています。

桐の水：歴史と湧水

公園内には、蜂須賀家ゆかりの「桐の水」と呼ばれる湧水があります。かつて蜂須賀家が、お茶の水として愛用していたこの水は、1991年に眉山の湧き水を活用して復活しました。歴史と自然が融合したこの湧水は、公園の魅力の一つとなっています。

アクセスと周辺環境

西部公園は眉山ドライブウェイの終点に位置し、眉山東南には眉山公園があります。

車の場合: 徳島ICから国道11号、国道192号経由で約20分
電車の場合: JR徳島線蔵本駅から徒歩約30分

周辺には、眉山ロープウェイや眉山山頂展望台など、観光スポットも多数あります。西部公園を訪れた際には、これらのスポットも合わせて訪れてみることをお勧めします。

まとめ

西部公園は、美しい桜並木と歴史的な湧水、そしてアクセスの良さから、多くの観光客に人気のスポットです。春には、満開の桜が公園全体を彩り、まさに絶景と言えるでしょう。徳島を訪れた際は、ぜひ足を運んで、その美しい景色を堪能してください。

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