札幌市電西15丁目停留場(にしじゅうごちょうめていりゅうじょう)は、
札幌市中央区に位置し、一条線と山鼻西線が乗り入れる停留場です。停留場番号はSC04で、両線は
直通運転を行っています。
歴史
西15丁目停留場は、
1918年(大正7年)に札幌電気軌道一条線の終点として「西15丁目」の名称で開業しました。その後、
1921年(大正10年)には一条線が延伸され、
1927年(昭和2年)には市営化されました。
1931年(昭和6年)には山鼻西線が開業し、
1950年(昭和25年)に山鼻西線のルート変更と複線化に伴い、停留場は現在の場所に移設されました。
1958年(昭和33年)には、
札幌市交通局庁舎の移転に伴い「交通局前」に改称されましたが、1982年(昭和57年)に交通局が再び移転したため、「西15丁目」に再改称されました。
2015年(平成27年)には停留場番号が設定され、
2018年(平成30年)には停留場改修工事が行われ、乗り場の一時的な移設や安全地帯の拡幅が行われました。
停留場構造
内回り電車は南1条通を西進し、西14丁目と西15丁目の交差点から南に大きくカーブします。そのカーブの直後、南1条西15丁目に当停留場が設けられています。2面2線の対向式ホームで、内回り(西線6条方面)と外回り(中央区役所前方面)の安全地帯がほぼ真正面に向かい合っています。安全地帯には
ロードヒーティングが施され、上屋が設置されています。
過去には、現在の位置よりも北側の南1条通に停留場がありました。山鼻西線は、現在とは異なり、やや東側で一条線から分岐し、二条小学校脇の細い通りを単線で南下してから現在のルートに合流していました。停留場が現位置に移設されたのは、
1950年(昭和25年)の山鼻西線のルート変更時です。
停留場周辺
西15丁目停留場周辺は、医療機関が集積する地域であり、大規模な病院が多く、これらの施設を利用する乗降客が多いのが特徴です。
中央警察署御幸交番
札幌南一条西郵便局
北洋銀行札幌西支店札幌医大病院出張所
NTT東日本札幌病院
札幌医科大学・札幌医科大学附属病院
中村記念病院
札幌南一条病院
北海道立衛生学院
ウィステリア南1条ビル
札幌市立二条小学校
北星学園女子高等学校
札幌市営地下鉄東西線西18丁目駅(乗継指定駅)
ジェイ・アール北海道バス(琴似営業所)「医大病院前」停留所
北都交通「南2条西15丁目」停留所(休止中)
1982年(昭和57年)に移転した交通局の旧庁舎は、その後
札幌市教育委員会の庁舎となりましたが、建物は取り壊され、
2018年(平成30年)まで更地となっていました。
隣の停留場
札幌市交通局
一条線:中央区役所前停留場 (SC03) - 西15丁目停留場 (SC04)
山鼻西線:西15丁目停留場 (SC04) - 西線6条停留場 (SC05)