親和会 (住吉一家)

親和会 (しんわかい)

親和会は、栃木県栃木市に本拠を置く指定暴力団・住吉会の親睦団体です。栃木一家初代と光京一家初代を中心に結成され、栃木一家初代の小松澤総長を会長、光京一家初代の大町総長を最高顧問として発足しました。

歴史

住吉連合会（現・住吉会）への加入は、遠藤総長（光京一家二代目）と篠原親分（栃木初代貸元）が、中里一家先代との関係を活かして実現しました。加入の理由は「堀会長の男気に惚れたため」とされています。加入後、小松澤と大町は名誉顧問、遠藤は副会長に就任しました。

住吉会内では、遠藤総長が渉外委員長、栃木二代目が副会長を務めました。小松澤と遠藤は五分の兄弟分、幹部たちは二人の舎弟分という関係を築いていました。

最盛期には、約1500人の組員を擁していました。

遠藤総長（光京一家）は、堀会長から「東京に出て来い」と誘われましたが、先代から引き継いだ縄張りを守るため、丁重に断りました。その後は、兄弟分の小林会長や花田会長の黒子として活動しました。

遠藤と篠原は五分の兄弟でしたが、篠原と小松澤は兄弟分ではありませんでした。しかし、遠藤が小松澤を立てたことで兄弟分となり、先代会長への恩義を果たしました。

上州須永一家が親和会入りを果たしました。

2007年には、野澤総長と大塚総長が執行部の役職に就任しています。

親和会系組織は、過去に加茂田組、小西一家堀政連合、山健組兼一会系、山健組畑中系、弘道会東海興業系といった組織と抗争を起こしています。

光京家遠藤総長の病死、大島八代目小室総長の引退など、組織の変遷を経て現在に至ります。

歴代会長

初代 - 小松澤 繁（栃木一家初代）
二代目 - 小松澤英雄（住吉会常任相談役、栃木二代目。繁の実子）
三代目 - 大塚 勝（住吉会常任相談役、大和屋一家六代目）
四代目 - 洗 亨（住吉会本部長・五代目羽黒一家総長）

最高幹部

会長 - 小松澤英雄（栃木二代目）
会長代行 - 野澤文男（住吉会常任相談役、光京家三代目）
理事長 - 川邉泰介（住吉会副会長、矢畑五代目）
相談役 - 大塚 勝（住吉会諮問委員長、大和屋六代目）
副会長 - 滝田勝三（住吉会会長補佐、大島九代目）
会長補佐 - 加山守宏（住吉会副会長、勘助十二代目）
会長補佐 - 洗 亨（住吉会北関東統括長、羽黒五代目）
本部長 - 斉藤力三（住吉会副会長補佐、田野七代目）※平成21年逝去
理事長補佐 - 桑子利雄（住吉会副会長、須永十二代目）
理事長補佐 - 阿久津勇夫（住吉会副会長、下馬木七代目）
理事長補佐 - 渡辺幸雄（住吉会副会長、泉八代目）
理事長補佐 - 山野井 保夫（住吉会副会長、武士七代目）
本家付 - 石上倫久（住吉会副会長補佐、稲葉七代目）
本部付 - 亀井康雄（住吉会副会長、栃木二代目代行）

もう一度検索