角川ティーンズルビー文庫

角川ティーンズルビー文庫は、1999年に角川書店から創刊された、少女向けのライトノベル文庫レーベルです。従来の角川ルビー文庫と比較して、より低い年齢層の読者をターゲットとして設立されました。

創刊当初は、少女小説全般を幅広く扱うレーベルとして展開されましたが、ボーイズラブ（BL）の要素を強く持つ作品も依然として見られました。その後、ファンタジー作品へと重点を置くようになり、レーベルの方向性を大きく転換しました。

しかし、2001年10月に1作品が刊行されたのを最後に、事実上の休刊となりました。刊行された作品は全84冊です。

角川ティーンズルビー文庫は、現在の角川ビーンズ文庫の前身と位置づけられています。角川ビーンズ文庫の創刊とほぼ同時期に、新作の発売が停止されたことからも、その関連性が伺えます。一部のファンタジー要素が強い作品は、角川ビーンズ文庫から再刊されています。

主な作品

CLAMP学園怪奇現象研究会事件ファイル (松本富之/CLAMP)
恋 (大川七瀬/岡崎武士)
山田太郎ものがたり (塚本裕美子/森永あい)
まるマシリーズ（喬林知/松本テマリ） - 角川ビーンズ文庫へ移行
ローゼンクロイツ 仮面の貴婦人（志麻友紀/さいとうちほ） - 角川ビーンズ文庫へ移行

関連項目

文庫レーベル一覧

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