岡崎武士

岡崎武士（おかざき たけし）は、1967年8月29日生まれの日本の漫画家、イラストレーターです。千葉県千葉市中央区出身で、血液型はA型です。

経歴

大学在学中に漫画家・まつもと泉のアシスタントを経験し、1986年『5分でマーメイド』（『マンガハウス』第6巻掲載）でデビューを果たしました。1997年には、代表作である『精霊使い』（エレメンタラー）が第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しています。

『精霊使い』の執筆中には肺気胸を患い、入退院を繰り返しながらも制作を続けましたが、作品は未完のまま終了となりました。その後、しばらくの間は漫画家としての活動を休止し、イラストレーターとして活動していました。また、趣味としていた模型製作では、2005年からワンダーフェスティバルにディーラーとして参加し、2006年にはワンダーショーケースにも選出されています。

2007年10月には、『週刊ヤングマガジン』に読み切り漫画『レッツ☆ラグーン』を掲載し、漫画家としての活動を再開しました。同作品は後に『月刊ヤングマガジン』で2018年まで連載されました。2021年6月には、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響で延期されていた個展『岡崎武士個展 VISIONARY』が秋葉原で開催されました。

活動再開後は、イラストだけでなく漫画においても単独での作画作業を続けていましたが、デジタル機材やアプリケーションの進化により、再び連載できる環境が整ったとして、『精霊使い』の連載準備中であることを発表しています。

アシスタント時代からの先輩で、プライベートでも親交の深い作家として萩原一至がおり、仕事のやり方などに影響を受けたと語っています。その他にも、CLAMPとも交流があるなど、多くの作家と親交があります。2021年1月からは、日本SF作家クラブの会員となっています。

作品リスト

漫画

5分でマーメイド
アクティブ
ワガママン
エクスプローラーウーマン・レイ（EXPLORER WOMAN RAY）（メディアミックス作品）
精霊使い（エレメンタラー）
精霊使い -些の塵滓-（精霊使いのリメイク作品）
恋（月刊『サウス』掲載、原作：大川七瀬）
リリカルかれんちゃん（『コミックGENKiの素』掲載）
カウンタック
4色コミック版アトランシティー（『月刊IKKI』掲載。原作：渡辺浩弐）（ちなみに1色コミック版アトランシティーの作画は、岡崎武士ではなく、加倉井ミサイル）
レッツ☆ラグーン（『月刊ヤングマガジン』掲載）
かつ子お仕えします!（『テックジャイアン』→『月刊ComicREX』）

イラスト

封神演義CDドラマ（ジャケット絵）
晴れときどき女子高生プラトニックチェーン（挿絵、渡辺浩弐/著、ジャンプ ジェイ ブックス）
イズミ幻戦記シリーズ（挿絵、若木未生/著・徳間デュアル文庫）
電脳天使（挿絵、彩院忍/著・ソノラマ文庫）
剣の聖刻年代記 デイル・フスリマクスティスの伝記 （挿絵、日下部匡俊/著・ソノラマ文庫、2巻まで）
Fate/Apocrypha|Fate_Apocrypha（フランケンシュタイン・キャラクターデザイン）
Fate/Grand Order|Fate_Grand Order（TYPE-MOON） - 一部キャラクターデザイン

アニメーション

精霊使い（原作・企画・脚本）
プラトニックチェーン（キャラクターデザイン）
夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜（第3話エンドカードイラスト）
彼女がフラグをおられたら（第10話エンドカードイラスト）

画集

EXIST
void
RE BOOT

脚注

[1] オフィシャルサイト「hAPOI'S ROOM」

外部リンク

オフィシャルサイト「hAPOI'S ROOM」)
岡崎武士 (@hapoi) - X（旧Twitter）
* 岡崎武士：公開作品 - マンガ図書館Z

もう一度検索