角田紀子

角田 紀子のプロフィールと活動

角田紀子（つのだ のりこ）は、日本出身の多才な女性アスリートで、1970年9月17日に生まれました。彼女は元プロボクサー、キックボクサー、シュートボクサーとして広く知られています。神奈川県川崎市が故郷であり、白井・具志堅スポーツジムに所属していました。彼女はリングネームを平仮名の「つのだ のりこ」とし、キックボクシングでは「NORIKO」と名乗りました。特筆すべきは、2012年に41歳でボクシングへ転向し、日本人最年長の東洋太平洋女子王者としてタイトルを獲得したことです。

キックボクサーとしてのキャリア

角田氏は高校を中退し、シュートボクシングに興味を持つようになりました。1993年にプロデビューし、その後すぐに結婚して長男を出産したため、数年間のブランクがありました。しかし、その後キックボクシングとムエタイに復帰し、「NORIKO」という名で新たな挑戦を続けました。彼女はオーソドックスなスタイルを持ち、インファイターとして真っ向勝負を挑む姿勢が特徴でした。

彼女の試合は常に観客を魅了し、海外のプロモーターからも評価を受け、特にタイでの試合が増えました。角田は過去に4つのタイトルを獲得しましたが、防衛戦は行いませんでした。

2002年には総合格闘技にも挑戦し、2戦して1勝1敗の結果を残しました。キックボクシングのキャリアを重ねる中で、角田は国際的な舞台でも経験を積み、2003年には女子ムエタイのスーパーフライ級王座を獲得しました。

プロボクサーへの転向とその後

2005年に一度引退を決意しましたが、翌年復帰し、ボクシングトレーナーである野木丈司の指導を受けながら新たなステージに挑むこととなります。彼女は2010年に本格的に女性ボクシングに参戦し、再び「ノリコ・シライ・グシケンジム」というリングネームで活動を開始しましたが、プロテストが年齢制限で受験できないため、タイを拠点としました。

2011年には国内で初の公式試合を行い、これ以降も試合を重ねる中で着実に成績を残していきました。特に、2012年4月には41歳という年齢でJBC公式戦デビューを果たし、58秒でTKO勝利をおさめ、他では成し得なかった実績を残しました。

その後、CAP取得を経た角田は、同年11月にOPBF東洋太平洋女子スーパーフライ級王座を獲得し、当時日本人最年長タイトル獲得者となります。2013年には初の防衛戦に臨みますが、惜しくも敗北。その後、引退を余儀なくされることとなります。

引退後の生活

引退後の角田は、2019年にボクシング時代のトレーナーである野木丈司と再婚し、新たな人生を歩み始めました。彼女の20年にわたる格闘技人生は、多くの女性アスリートにとってインスピレーションの源となっています。

角田の奨励とメッセージ

角田紀子は、母として、そしてアスリートとしての姿を通じて、多くの人に夢を追いかける勇気を与えています。彼女の歩みは、挑戦し続けることの重要性を教えており、これからの世代の格闘技界にも良い影響を与えていくことでしょう。

もう一度検索