解放新聞

解放新聞は、部落解放同盟の中央機関紙として知られています。大阪市港区に拠点を置く解放新聞社が発行元です。しかし、近年は部数の大幅な減少に直面しています。

創刊は1947年4月1日。当時の部落解放全国委員会の機関紙として産声を上げました。初代の編集発行人は、部落解放全国委員会書記長を務めていた井元麟之でしたが、実質的な編集発行人は木村京太郎でした。創刊当初はタブロイド判2ページで、月1回の発行を予定していましたが、実際には不定期での刊行でした。当時の定価は1部50銭でした。

その後、解放新聞は変遷を重ねます。1951年には月刊4ページの定期刊行となり、1953年には月2回発行へと移行しました。1958年には旬刊、そして1971年には週刊として発行されるようになります。1975年には8ページに増え、1979年には月1回のみ12ページでの発行も行われました。1980年には通算1000号の発行を達成しています。

しかし、2001年9月24日には、時事コラム「うの眼 たかの目」において、アメリカ同時多発テロ事件に関連して大量殺戮を賛美するような内容が掲載され、大きな物議を醸しました。

なお、部落解放同盟全国連合会も「部落解放新聞」という機関紙を発行していますが、これは解放新聞とは別の新聞です。名称が類似しているため、混同しないよう注意が必要です。

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