設楽町立津具中学校

設楽町立津具中学校の歴史

設楽町立津具中学校は、愛知県北設楽郡設楽町津具に位置した公立の中学校でした。この学校は、設楽町立津具小学校の児童が進学先として利用しており、地域における重要な教育機関として長い間存在していました。しかし、少子化・生徒数の減少の影響から、2024年3月31日をもって閉校し、設楽中学校に統合されることが決定しました。

開校からの歩み

津具中学校は、1947年に北設楽郡上津具村と下津具村による組合立で開校しました。当時の生徒数は351人を数え、地域の教育を担う重要な役割を果たしていました。開校から9年後の1956年には、津具村が発足し、それに伴い校名が「津具村立津具中学校」に改称されました。この時期から、学校の教育環境も整備されていきました。

1995年には、3年生全員のアメリカ研修がスタートし、国際的な視野を持った教育が飛躍的に進展しました。このプログラムは、地域の生徒たちにとって貴重な経験となり、国際感覚を養う大きな助けとなりました。

2005年10月1日には、設楽町との合併により、「設楽町立津具中学校」と改名されました。この改称により、津具中学校は設楽町全体の教育機関としてますます重要な地位を確立しました。

生徒数の推移

津具中学校の生徒数は、時代とともに変遷を遂げました。開校当初の351人から、さまざまな時代を経て、次第に減少。特に1977年には127人、1987年には78人と少子化の影響が顕著になりました。1997年時点での生徒数は66人にまで縮小し、2024年にはわずか14人の在籍となりました。

閉校の決定とその後

2022年に策定された設楽町教育委員会の「設楽町教育振興基本計画」に基づき、2023年度をもって津具中学校を閉校し、設楽中学校と統合する方針が発表されました。2024年の3月には閉校式が行われ、その後の3月31日をもって正式に閉校が実施されました。

このように、設楽町立津具中学校は、多くの生徒に教育を提供し続けてきました。地域における歴史や文化を育みながら、多様な教育プログラムを通じた学びが行われてきたことは、今後も地域の人々に語り継がれていくことでしょう。

学校の閉校は地域にとって大きな出来事ですが、設楽町立津具中学校が果たした役割は、地域の教育史において決して忘れられることはないでしょう。

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