『話題独占!全国歌謡ネットワーク』は、「わだいどくせん ぜんこくかようネットワーク」と読む、
1978年に
テレビ朝日系列局で放送された
音楽番組です。
この番組の放送期間は、
1978年4月11日に始まり、同年
7月11日に終了するという、わずか約3ヶ月間という短いものでした。毎週
火曜日の夜8時から8時54分までの54分間、
日本標準時に基づいて放送されていました。
番組は
テレビ朝日が製作を担当し、その系列局を通じて全国ネットで放送されました。番組がスタートした背景には、それまで月曜日の夜9時から放送されていた
音楽番組『新にっぽんの歌・花のスタジオセブン』との入れ替わりがありました。すなわち、既存の
音楽番組枠が、曜日と時間帯を変更してリニューアルされた形で本番組が開始されたと言えます。
番組の司会は、タレントとして広く知られる
西川きよしと、当時若手女優・歌手として人気を博していた
片平なぎさが務めました。二人の組み合わせが、当時の番組にどのような雰囲気をもたらしたのかは、資料からは詳細には伺えませんが、それぞれの個性を活かした進行がなされたものと推測されます。
製作局である
テレビ朝日では、本放送以外にも、毎週
金曜日の夕方4時から4時55分にかけて
再放送が実施されていました。この
再放送は、当時の視聴者にとって、本放送を見逃した場合などに視聴する機会を提供する重要な役割を果たしました。この
再放送は、本番組の放送が終了し、後番組として同じ火曜夜8時台にスタートした『
ベスト30歌謡曲』の第2期シリーズが放送されていた期間の途中まで続けられていたことが記録に残されています。
このように、『話題独占!全国歌謡ネットワーク』は、
1978年の春から夏にかけての短い期間ではありましたが、
テレビ朝日系列のゴールデンタイムの一角を占める
音楽番組として存在しました。前番組からの放送枠移動や、
テレビ朝日での
再放送といった編成上の特徴も持ち合わせており、わずか数ヶ月という期間ながら、当時の
テレビ番組史、特に歌謡番組の歴史において、特定の時期のラインナップを彩った番組の一つとして記憶されています。