読売新聞国際版

読売新聞国際版について

読売新聞国際版は、読売新聞東京本社が発行する日本国外向けの新聞です。2011年7月に、読売新聞衛星版から現在の名称に変更されました。

発行の仕組み

読売新聞東京本社で制作された朝刊の紙面データは、通信衛星や海底ケーブルを通じて、香港、バンコク、ロンドン、パリなどの海外現地工場に伝送されます。そして、これらの拠点で、アジア・オセアニア、ヨーロッパ、アフリカの各地域向けの新聞が印刷・発行されています。時差の関係で、早い地域では日本の朝刊を前日に読むことができます。

かつては、ニューヨークやロサンゼルスでも印刷され、北米、中米、南米にも配布されていましたが、2003年10月1日をもって休刊となりました。しかし、2015年1月1日からは、ハワイ州ホノルルで「読売新聞アメリカ国際版」の印刷・発行が再開されました。

過去の印刷方式

ロサンゼルスで最初に現地印刷を開始した当初は、東京で制作された紙型を空輸で送り、その紙型から現地の工場で鉛版を作成して印刷していました。この方式は、2018年8月31日をもって終了しました。

現在のサービス

2019年4月からは、PressReader社のサービスを利用した「読売新聞・海外サービス」が開始され、東京本社発行の14版が閲覧可能となっています。

国内版との違い

読売新聞国際版には、国内版とは異なる特徴があります。

コボちゃん: 社会面に掲載されている4コマ漫画「コボちゃん」は、国内版ではカラーですが、国際版ではモノクロで掲載されています。
特集面: 月に1回、「首都圏特集面」と「関西特集面」が掲載されます。これらの特集面では、東京などの首都圏や大阪など関西の話題が紹介されます。
番組表: 在京キー局（首都圏版）の番組表がそのまま掲載されています。
YOMISAT: 日本の地域面にあたる独自のページ「YOMISAT」が掲載されています。

脚注

読売新聞国際版|読売新聞ご購読案内
読売新聞国際版（香港）
読売新聞国際版（東南アジア）
読売新聞・海外サービス

関連項目

朝日新聞国際衛星版
日本経済新聞国際版

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