諏訪川 (九州)

諏訪川（すわがわ）

諏訪川は、熊本県玉名郡南関町を源流とし、福岡県大牟田市で有明海へと流れ込む全長約23.97kmの二級河川です。この川の特筆すべき点は、二級河川でありながら県境を越えて流れていることです。

地理

熊本県南関町大字関外目付近に源を発し、最初は南下して南関町西部を流れ、長山付近で西へと方向を変えます。その後、荒尾市に入る手前で再び福岡県大牟田市との境界に接近し、一部区間では県境を形成しています。

荒尾市下井手から大牟田市内に入ると、川は蛇行を繰り返しながら北西へと向きを変え、最終的に有明海へと注ぎます。

河口付近では諏訪川と呼ばれますが、熊本県内の区間が全体の約75%を占めるため、県内では関川（せきかわ）という名称が一般的です。さらに、大牟田市南部の駛馬（はやめ）地区では、馬込川（まごめがわ）と呼ばれることもあります。このように、地域によって異なる名前で親しまれているのが特徴です。

流域自治体

熊本県
玉名郡南関町
荒尾市
福岡県
大牟田市

周辺施設

諏訪川の流域には、以下の施設があります。

九州自動車道南関IC：広範囲からのアクセスを容易にしています。
道の駅おおむた：地域の名産品や観光情報を提供する拠点です。
セキアヒルズ：レジャースポットとして親しまれています。
有明工業高等専門学校：地域産業を支える人材育成の役割を担っています。
三池港：有明海に面した重要な港湾です。


諏訪川（関川）は、流域の自然や人々の生活に深く関わってきた川であり、今後もその恵みを守り、活用していくことが重要です。

外部リンク

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