講談社ラノベチャレンジカップ

講談社ラノベチャレンジカップとは

講談社ラノベチャレンジカップは、講談社ラノベ文庫が主催していた公募新人文学賞の一つです。講談社ラノベ文庫の「常に新しい才能を発掘する」という使命のもと、既存の講談社ラノベ文庫新人賞と並び、新人作家の発掘に注力するために創設されました。

特徴

新人発掘への注力: 講談社ラノベ文庫は、この賞を通じて、才能ある新しい作家の発掘に力を入れていました。
選考過程: 一次選考通過者には作品への評価シートが送られ、二次選考通過者は編集部へ招待され、作品作りに関するアドバイスを受ける機会がありました。この際、交通費が支給される点が、講談社ラノベ文庫新人賞との大きな違いでした。
応募規定の変更: 第3回からは、応募作品の下限枚数が80枚となり、上限は無制限となりました。この変更は、選考委員を務めた杉井光の提案によるものです。

歴史

第1回の募集では384作が集まり、その中から4作が受賞しました。その後、年1回（毎年10月31日締切）の募集が行われていましたが、2018年の第8回をもって廃止され、2019年以降は講談社ラノベ文庫新人賞に統合されました。

賞の種類

大賞: 賞金100万円、受賞作品にて作家デビュー
優秀賞: 賞金50万円、受賞作品にて作家デビュー
佳作: 賞金10万円、受賞作品にて作家デビュー

受賞作品は、講談社ラノベ文庫公式サイトや、募集締め切り翌年に発売される文庫挟み込みチラシで発表されました。

選考委員

第1回（2011年） - 第2回（2012年）: 杉井光（ライトノベル作家）、講談社ラノベ文庫編集部
第3回（2013年） - 第5回（2015年）: 竹井10日（ライトノベル作家）、講談社ラノベ文庫編集部
* 第6回（2016年） - 第8回（2018年）: 鏡貴也（ライトノベル作家）、講談社ラノベ文庫編集部

関連情報

講談社ラノベ文庫は、講談社ラノベチャレンジカップの他にも、講談社ラノベ文庫新人賞という新人賞を主催しており、新人作家の発掘に積極的でした。

また、講談社が運営する投稿サイト「プロジェクト・アマテラス」内には、ライトノベルの募集も行っていたワルプルギス賞という新人賞も存在していました。

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