谷口宜顕

谷口 宜顕

谷口 宜顕（たにぐち よしあき）は、2001年11月20日生まれ、大阪府出身のプロラグビー選手です。現在、ジャパンラグビーリーグワンの強豪チームである埼玉パナソニックワイルドナイツに所属し、主にウィング（WTB）やフルバック（FB）といったバックスのポジションでプレーしています。身長173cm、体重80kgと、バックスとして俊敏性を活かせるバランスの取れた体格を持ち合わせています。

谷口選手が初めてラグビーボールに触れたのは、わずか3歳の頃でした。幼い頃から楕円球に親しみ、その才能を育んできました。学生時代には、全国レベルでの活躍を見せます。特に、高校時代を過ごした東海大学付属大阪仰星高等学校は、ラグビー強豪校として知られており、谷口選手もチームの中心選手として活躍。高校日本代表に選出されるなど、早くから将来を嘱望される存在となりました。また、高校卒業前にはU17日本代表にも選ばれており、アンダー世代での国際経験も積んでいます。

高校卒業後、谷口選手は東海大学に進学。大学ラグビーの舞台でも、持ち前のスピードと判断力でチームに貢献しました。大学でのキャリアを通じて、彼は着実に成長を続け、最終学年となる2023年には、チームをまとめる重要な役割を担い、東海大学体育会ラグビーフットボール部の主将に就任しました。リーダーシップを発揮しながら、選手としてもさらなる高みを目指しました。

そして、大学在学中の2024年、谷口選手はプロの世界への扉を開きます。ジャパンラグビーリーグワン ディビジョン1に所属する埼玉パナソニックワイルドナイツへ、アーリーエントリー制度を利用して加入しました。これは、大学リーグのシーズン終了を待たずにトップレベルの環境に身を置くことを選択したものであり、彼のプロ選手としてのキャリアがいち早くスタートしたことを意味します。

ウィングやフルバックとして、谷口選手にはラインブレイクを狙う加速力や、トライラインへ向かう決定力が期待されます。また、最後の砦となるフルバックとしては、カウンターアタックの起点となる能力や、ハイボール処理、カバーディフェンスといった総合的なスキルも求められます。プロの舞台は、大学時代までとは比較にならないほど高いレベルと厳しい競争が待っていますが、これまでの経験と才能があれば、必ずやチームの勝利に貢献する存在となるでしょう。

谷口選手の愛称は「よしぽん」としてチームメイトやファンに親しまれています。プロデビューを果たしたばかりの若き才能が、今後のラグビーキャリアでどのような成長を遂げ、どのような活躍を見せてくれるのか、大いに注目が集まっています。埼玉パナソニックワイルドナイツの一員として、リーグワンの舞台で輝きを放つ彼のプレーから目が離せません。

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