谷口雅

谷口 雅（たにぐち みやび）について

谷口雅は1949年に愛知県で生まれ、写真家および写真評論家として広く知られています。彼のキャリアは東京綜合写真専門学校校長を務めた2002年から2012年の期間にも及び、教育者としても多くの影響を与えてきました。

来歴

彼は福岡県立福岡高等学校を卒業後、東京綜合写真専門学校で写真を学びました。卒業後は「写真批評」の編集部に勤務し、その後、同校で講師職に就きました。また、若手写真家が集まる自主ギャラリー「プリズム」の設立に関与しました。このギャラリーは1976年に東京・新宿で設立され、東京綜合写真専門学校や東京造形大学の在校生や卒業生の作品を展示しましたが、後に閉廊しています。

さらに、谷口は1985年に開催されたつくば写真美術館の企画にも参加し、その後も個展やグループ展の企画を行ってきました。なお、同名の福岡在住のアーティストとは異なる人物ですので、注意が必要です。

著作と展覧会

谷口雅の著作には、1985年に発表された「変容するまなざし、日本の現代作家」があります。この作品は、つくば写真美術館での「パリ・ニューヨーク・東京」展のカタログとして刊行され、今日に至るまで多くの人々に読まれています。

また、彼は数々の展覧会を活発に行っており、2006年には「雅／山」と題した写真展を現代ハイツ GalleryDENで開催しました。この展覧会では山田大輔とのコラボレーションが特徴で、新しい視点からの作品が展示されました。

2010年にはタンバリンギャラリーで「Discussion」という写真展を開催し、同年の7月には新たな芸術表現を探求しました。さらに、2011年にはブロイラースペースで「寝ている間に革命があったようだ」という展覧会を企画し、発表される作品が話題を呼びました。

教え子たち

谷口雅は写真教育においても多くの優れた才能を育ててきました。彼の教え子には、金村修、原美樹子、新井卓などがいます。これらの学生たちも後に各々の道を歩み、多様なスタイルで写真界に影響を与えています。

谷口雅はその多才なキャリアを通じて、写真の表現と批評の領域において重要な地位を築いてきました。これからも彼の作品と教育活動が、次世代のアーティストたちに影響を与え続けるでしょう。

もう一度検索