豊岡圭資

豊岡圭資：明治・昭和期の政治家、華族

豊岡圭資（とよおか きよすけ、旧字体：豐岡 圭次󠄁、1880年2月16日 - 1939年3月22日）は、明治時代から昭和時代にかけて活躍した日本の政治家であり、華族でした。彼は貴族院の子爵議員として知られています。旧名は道雄。

生い立ちと家督相続

豊岡圭資は、京都にて殿掌・豊岡健資の四男として生まれました。1892年4月21日、父の死去に伴い、子爵を襲爵し、華族としての地位を継承しました。1900年2月には、名を圭資と改めました。

学歴と貴族院議員としての活動

1911年、豊岡圭資は東京帝国大学文科大学東洋史学科を卒業しました。同年7月10日には、貴族院の子爵議員に選出され、研究会に所属して政治活動に参画しました。彼はその活動を通じて、貴族院議員として4期にわたり在任し続けました。

1914年には、大喪使祭官を務め、皇室の儀式にも関与しました。

栄典

1918年3月11日、正四位に叙せられました。

親族

妻：スヘ（日野沢依二女）
長男：豊岡烈資（子爵）
二男：外山英資（子爵、兄外山光庸養子）

参考文献

人事興信所編『人事興信録 第11版 下』人事興信所、1937年。
『貴族院要覧（丙）』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 下巻』霞会館、1996年。
杉謙二編『華族畫報 下』吉川弘文館、2011年（華族画報社大正2年刊の複製）。

豊岡圭資は、華族議員として、また東洋史の研究者として、明治から昭和にかけての日本社会に貢献しました。彼の足跡は、日本の近代史における華族の役割を考察する上で重要な事例の一つと言えるでしょう。

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