豊田寛

豊田 寛（とよだ ひろし）

豊田寛は1997年4月28日生まれ、神奈川県横浜市戸塚区出身のプロ野球選手です。現在は阪神タイガースに所属し、主に外野手としてプレーしています。彼は右投右打の選手で、持ち味は逆方向への長打と優れた走塁能力です。

経歴

プロ入り前

豊田は小学1年生の頃から野球を始め、横浜市立川上北小学校で戸塚アイアンボンドスに所属しました。彼は小学6年生の時に横浜ベイスターズジュニアに選抜され、その後、横浜市立名瀬中学校で戸塚シニアに所属し、さらに彼の野球キャリアを磨きました。

高校は東海大相模高校に進学し、1年生の秋からベンチ入り。2年生の夏には神奈川県大会で中軸打者として活躍し、27打数13安打14打点という素晴らしい成績を収めました。甲子園にも出場し、強豪校との対戦も経験しました。特に、3年生の夏には全5試合において「4番・右翼手」として出場し、打率.381、1本塁打、6打点という成績を残しました。甲子園決勝では、仙台育英高校戦で4安打3打点の活躍を見せるなど、チームを全国制覇に導きました。しかし、U18野球日本代表に選出された際、オーストラリア戦で死球により左膝を骨折したため、以降は代打としての出場にとどまりました。

大学・社会人時代

豊田はその後、国際武道大学に進学。1年生の春からベンチ入りし、秋にはベストナインを獲得、また第29回ユニバーシアードの日本代表候補選考合宿にも参加しました。大学リーグでは通算してベストナインを4度受賞し、素晴らしい成績を収めました。

社会人野球では日立製作所に進むこととなり、1年目から都市対抗野球に出場。特に2年目の都市対抗野球予選では、自身の活躍によって本大会出場に貢献しました。

阪神タイガース入団

2021年のドラフト会議で阪神タイガースから6位指名を受け、2021年12月に契約金3500万円、年俸800万円で入団しました。ユニフォーム番号は61です。

阪神時代

入団後、2022年春季キャンプは二軍でスタートしましたが、新型コロナウイルスに感染し、一時離脱しました。しかし、キャンプ後には復帰し、二軍での試合で初ホームランを記録。その後、4月に一軍に昇格し、読売ジャイアンツ戦で初出場を果たしましたが、初打席では空振り三振に終わりました。今後のさらなる成長が期待される選手です。

選手としての特徴には、右打者特有の力強い長打力があり、逆方向への打球を得意としています。また、俊足を活かした走塁能力にも自信を持つ選手です。これからも阪神タイガースにおける彼の活躍が期待されています。

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