貞松響

貞松 響（さだまつ ひびき）は、1995年12月3日生まれ、大阪府富田林市出身の日本のミュージカル俳優です。現在、劇団四季に所属し、数々の舞台で活躍しています。

経歴

幼少期から歌に親しみ、6歳で歌唱を始めた貞松は、2007年にはウィーン少年合唱団に入団します。入団後はウィーンを拠点に合唱団員として活動を行い、世界各国での公演に参加しました。2010年に帰国するまで、その活動を続けます。

帰国後、中学を卒業すると、京都市立京都堀川音楽高等学校音楽科に進学（65期生）。音楽の専門教育を受け、同校を卒業後、東京芸術大学音楽学部声楽科へ進み、声楽を専門的に学びました。大学で研鑽を積んだ後、ミュージカル俳優を志し、大学を卒業した2018年4月、劇団四季研究所に入所します。

研究所修了後、貞松は劇団四季の舞台に立ち始めます。2019年10月3日、地元である大阪四季劇場で上演されたミュージカル『リトルマーメイド』大阪公演のアンサンブル6枠役で、劇団四季での記念すべき初舞台を踏みました。

その後も様々な作品で経験を積み、2021年1月16日にはJR東日本四季劇場［秋］での『オペラ座の怪人』東京公演にアンサンブル9枠として初出演を果たします。さらに、2022年6月14日には『ノートルダムの鐘』横浜公演のアンサンブル7枠として、同作品に初めて登場しました。

そして、2023年12月23日、大阪四季劇場で上演されたミュージカル『バケモノの子』大阪公演にて、主人公である蓮/九太（青年）役で同作品に初めて出演。この蓮/九太役は、貞松にとって初めての主役を務める役柄となり、俳優としての大きな転機となりました。

2024年に入ると、貞松は自身のキャリアだけでなく、出身地との関わりも深めています。2月1日には、大阪のシンボルである通天閣で行われた節分福豆まきに初めて参加し、豆まきを行いました。同年2月20日には、地元である大阪府富田林市の「とんだばやしふるさと応援団」に就任したことが公表され、出身地への貢献も期待されています。

人物

貞松は両親と姉、兄がいる4人兄弟の末っ子です。父の貞松道人は、とんだばやし混声合唱団の2代目常任指揮者であり、幼い頃から父の影響を受けて歌の世界に進んだことを自身で語っています。兄は、インドネシアを拠点に活動する吉本興業の芸人、そこらへん元気です。

劇団四季研究所では、大鹿礼生や立崇なおとらが同期として共に学びました。

主な出演作品

舞台

• - リトルマーメイド（2019年 アンサンブル6枠 船長等）
• - オペラ座の怪人（2021年 アンサンブル9枠）
• - ノートルダムの鐘（2022年 アンサンブル7枠 ジェアン等）
• - バケモノの子（2023年 蓮/九太（青年））

テレビ

• - おはよう関西（2024年5月7日）

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