JR東日本四季劇場［秋］

JR東日本四季劇場［秋］は、東京都港区に位置する、劇団四季のミュージカル公演を主とする劇場です。JR東日本が所有し、劇団四季が運営する同劇場は、1998年10月4日、ミュージカル『李香蘭』の公演をもって盛大にオープンしました。

当初は浜松町駅近くの場所にありましたが、2017年6月末をもって、竹芝地区再開発事業に伴い一時休場となりました。その後、WATERS takeshibaシアター棟内に新劇場として再建され、2020年7月14日のオープンを目指していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により延期され、同年10月24日にリニューアルオープンを果たしました。こけら落とし公演は『オペラ座の怪人』で、公演期間中は劇場名が『清水建設ミュージカルシアターJR東日本四季劇場［秋］』に変更されるという、特別な演出も行われました。客席数は上演される作品によって異なり、柔軟に対応できる設計となっています。

開場以来、数々のミュージカル作品が上演されてきました。代表的な作品としては、『ジーザス・クライスト＝スーパースター』（ジャポネスクバージョン、エルサレムバージョン）、『ユリディス』『オンディーヌ』『アスペクツ・オブ・ラブ』『コーラスライン』『ラ・ソヴァージュ（ノンという女）』『ハムレット』『ユタと不思議な仲間たち』『ミュージカル異国の丘』『コンタクト』『赤毛のアン』『クレイジー・フォー・ユー』『アンデルセン』『エビータ』『ウェストサイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』『アイーダ　愛に生きた王女』『マンマ・ミーア！』『ノートルダムの鐘』など、劇団四季のレパートリー作品から、話題の新作まで幅広く上演しています。また、『壁抜け男』や『夢から醒めた夢』といった、個性あふれる作品の上演も特徴です。さらに、劇団四季の楽曲をまとめたソング＆ダンスシリーズも人気を集めています。

2006年には、中国文化フェスティバルの一環として、北京人民芸術学院による演劇『雷雨』、上海バレエ団によるバレエ『ザ・バタフライラヴァーズ-梁山伯と祝英台』、中国雑技団による『雑技魅影』など、国内外の多彩な舞台芸術も上演されました。

劇場へのアクセスは非常に便利です。JR山手線・京浜東北線の浜松町駅から徒歩約7分、ゆりかもめ竹芝駅から徒歩約5分、都営地下鉄浅草線・大江戸線の大門駅B1出口からも徒歩約8分と、複数の路線からアクセスできるため、多くの観客にとって利便性の高い立地となっています。

JR東日本四季劇場［秋］は、これからも、観客に感動と興奮を与える舞台を提供し続ける、東京を代表するミュージカル劇場として、その地位を確固たるものにしていくでしょう。今後上演される作品にも期待が高まります。

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