資生堂・サンデーヒットパレード

資生堂・サンデーヒットパレード

『資生堂・サンデーヒットパレード』は、1971年10月24日から1973年3月25日まで日本テレビ系列で放送された音楽番組です。この番組は、株式会社資生堂が一社提供しており、毎週日曜日の19:00から19:30に放送されていました。日本テレビでのこの時間帯における資生堂の単独提供番組としての位置づけは、特に注目されました。

番組の内容は非常に多岐にわたっており、洋楽から日本の歌謡曲まで幅広いジャンルの楽曲が、ベストテン形式で紹介されました。特に洋楽という点で、当時日本国内ではまだあまり知られていなかった曲が取り上げられ、そのプロモーション映像も一緒に放送されることが特徴でした。このように、洋楽の魅力を紹介することで、視聴者に新たな音楽体験を提供していました。

放送の中で、司会者の一人であった草刈正雄が特別コーナーを設け、毎回自身のプロモーション映像を流しました。このコーナーは視聴者に人気を博し、多くの注目を集めました。また、番組内では、毎週一名の視聴者に、番組のマスコットキャラクターであるハムスターがプレゼントされる企画も行われていました。

さらに、番組からは「花の木トリオ」というユニットも誕生しました。これは、3人の女優が特定の役割を演じたことから生まれたもので、関根恵子（花園京子役）、辺見マリ（谷岡小百合役）、児島みゆき（玉野千代美役）の3名が主要メンバーでした。このトリオは、アニメ『愛天使伝説ウェディングピーチ』に登場するキャラクター名にちなんで名付けられました。

番組の司会者は、和田アキ子、大石吾朗、そして草刈正雄の三名が務めました。多彩な出演者の中には、石田ゆりや堺正章、范文雀などもおり、個性的なパフォーマンスで番組を彩りました。

『資生堂・サンデーヒットパレード』は、音楽だけでなく、当時の視聴者のライフスタイルやトレンドにも大きな影響を与えた番組といえるでしょう。さらに、多くの視聴者が毎週この番組を楽しみにしていたことから、音楽番組の先駆者的存在としての役割を果たしました。日本の音楽シーンの変遷を感じさせる番組であり、その影響は今もなお語り継がれています。

おしゃれな映像と多彩な音楽、そして視聴者参加型の要素を取り入れた『資生堂・サンデーヒットパレード』は、日本の音楽番組の歴史において、印象深い存在があったことは間違いありません。

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