おしゃれ

テレビ番組『おしゃれ』の歴史と内容について

『おしゃれ』は、日本テレビ系列で1974年4月1日から1987年4月3日まで放送された平日昼のトーク番組です。この番組は、資生堂の単独提供で、毎回、著名人や話題の人物をゲストに招いてトークを展開していました。『おしゃれ』は、その後のトーク番組シリーズに影響を与え続けました。

番組のフォーマットと進行

このトーク番組は、初代司会者として俳優の三橋達也とアシスタントの松村満美子によりスタートしました。その後も多くの俳優が司会を引き継いでいきましたが、1980年には久米宏が4代目司会者として登場しました。久米は、台本に頼らない自由なスタイルを取り入れ、しばしばアドリブを交えながら自然なインタビューを展開しました。これにより、番組は生放送のような臨場感を持つようになり、久米が司会を務めた7年間は、歴代司会者の中で最も長い期間となりました。

初めての放送では、松山善三と高峰秀子の夫妻がゲストとして出演しており、その後も多くの著名人が登場しました。久米が登場した1980年の放送では、彼がファンであった山口百恵を特別ゲストとして迎えたことでも話題になりました。

音楽と映像

番組のテーマソングは、放送期間中に何度か変更されました。1979年まで使用されていたのは三木たかしの作曲によるもので、1980年から1985年までは加藤和彦作曲のものがサーカスによって歌われ、1986年以降は三枝成彰の作曲によるEPOの歌が用いられました。また、番組のオープニング映像も時代とともに変化し、久米が司会を務めるようになってからは、ゲストとのオープニングトークが映し出される形式になりました。

番組の終了とその後

1987年、番組は放送枠全体の見直しに伴い終了し、13年間の歴史に幕を閉じました。その後、同時ネットの系列局では新たに『オシャレ30・30』が開始され、トーク番組としての流れは今に受け継がれています。久米宏は番組終了後も数回日本テレビに出演しましたが、レギュラー番組としてはしばらくの間休止し、彼の活動は限られたものとなりました。

歴代司会者

この番組の過程で、歴代の司会者として個々の名が記憶されており、次のようなメイン司会者が居ました：

• - 初代：三橋達也（1974年4月1日 - 1976年4月2日）
• - 2代目：石坂浩二（1976年4月5日 - 1977年4月1日）
• - 3代目：杉浦直樹（1977年4月4日 - 1979年12月31日）
• - 4代目：久米宏（1980年1月7日 - 1987年4月3日）

アシスタントとしても数名の日本テレビアナウンサーが活躍し、番組を支える役割を果たしました。特に松村満美子や楠田枝里子といったアナウンサーは、司会者たちと共に番組の魅力を高める存在でした。

結論

『おしゃれ』は、視聴者にとって多くの著名人と触れ合う機会を提供しただけでなく、トーク番組のスタイルに革新をもたらしました。久米宏の自由な進行や、様々なゲストの登場によって、多くの人々に愛された番組となりました。

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