賢林寺

賢林寺（けんりんじ）

愛知県小牧市藤島町にある天台宗の寺院、賢林寺は、藤島山を山号とする由緒ある寺院です。尾張西国三十三観音霊場の第四番札所として、地域の人々に親しまれています。

歴史

賢林寺の創建は、鎌倉時代初期の13世紀初頭に遡ります。当初は、現在の春日井市熊野町にあった密蔵院の末寺として建立されました。しかし、その後の歴史の中で、度重なる戦火により建物が焼失するという苦難を経験します。それでも、16世紀後半の室町時代に再興を果たし、現在に至ります。

年表

1206年（建永元年） - 創建。
1570年（元亀3年） - 再興。
1978年（昭和53年）3月25日 - 木造十一面観音菩薩坐像が小牧市の有形文化財に指定。
2002年（平成14年）12月27日 - 木造十一面観音菩薩坐像が愛知県の有形文化財に指定。

文化財

重要文化財

木造十一面観音坐像：平安時代前期に制作されたと推定される、像高約80センチメートルの貴重な仏像です。2020年に国の重要文化財に指定されました。この仏像は秘仏であり、普段は一般公開されていません。

その他

木造脇侍像：小牧市指定の有形文化財です。

所在地

愛知県小牧市藤島町居屋敷267

交通アクセス

こまき巡回バスの「藤島」停留所で下車し、徒歩約3分です。

周辺情報

賢林寺の周辺には、以下の様な場所があります。

境川
小牧市市民菜園
巾下川
岩倉市立南部中学校

関連資料

『北里仏教会寺院のあゆみ』北里仏教会

脚注

特になし

外部リンク

賢林寺 - ウェイバックマシン（2002年6月19日アーカイブ分）

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