赤枝恒雄

赤枝 恒雄（あかえだ つねお）

赤枝恒雄は1944年3月16日に徳島県で生まれた日本の政治家および医師です。自由民主党の元衆議院議員であり、2期にわたって国政に関与しました。また、医学博士でもあり、東京・六本木にある「赤枝六本木診療所」の院長を務めており、ここで産婦人科診療を行っています。彼の妻は元演歌歌手の小川順子です。

学歴と経歴

赤枝氏は徳島県立城南高等学校を卒業後、1968年に東京医科大学医学部を卒業しました。同年には自身の診療所を東京に開設し、医療活動を開始しました。2000年にはバングラデシュのダッカに赤枝桶谷乳房管理センターを創設し、国際的な母子保健にも寄与しています。また、彼は2008年に亡くなったタレント、飯島愛のかかりつけ医でもありました。

政治活動

赤枝氏は2012年12月の第46回[[衆議院議員総選挙]]で自由民主党から比例東京ブロックに立候補し初当選を果たします。続いて、2014年12月の第47回総選挙でも再選を遂げました。しかし、2017年には埼玉4区から出馬したい意向を示したものの、最終的には自民党の公認を受けることができず、政界からの引退を決意しました。

政策・主張

彼の主な政策として、子供の教育支援に関して熱心に取り組んできました。特に、中学校卒業後の高校、大学進学に向けた無利子奨学金の拡充を求める声に対して、自立を促すために義務教育の重要性を強調しました。

さらに、性感染症に関しても言及し、性行為における男女間の責任について述べています。特に彼は、性感染症に関する知識不足が問題であり、自己責任に重きを置くべきだと考えています。彼の提唱の下では、無料検診の政策が実施されており、具体的には港区でのエイズや梅毒感染症の無料検診を行っています。

表現規制と文化政策

赤枝氏は、悪書追放運動を提唱し、性犯罪の原因として成人向けコンテンツを批判する姿勢を示しています。また、インターネットに対する規制強化も訴えています。更に、時代に適した風営法の改正や憲法改正を支持し、集団的自衛権の行使に関する議論にも賛成しています。

医療・教育分野での貢献

彼は1991年に財団法人赤枝医学研究財団を設立し、1999年には街角無料相談室を開設しました。2002年からはAIDSの街角無料検診を開始し、性教育に関するプログラムやピアエデュケーター養成講座の設立など、積極的に地域社会への貢献を行いました。

出版物

赤枝氏は著作も多く持ち、『ガールズガード 知っててほしいからだのヒミツ』や『セックスが地球を滅ぼす』などの書籍があります。これらの著作では性教育や健康に関する知識を広めることを目的としています。

このように、赤枝恒雄は医師としての専門性を活かしながら政治の場でも活動し、医療や教育における課題に対して現実的なアプローチを行っています。

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