赤池駅 (愛知県)

赤池駅（あかいけえき）

赤池駅は、愛知県日進市赤池1丁目にある、名古屋市交通局（名古屋市営地下鉄）鶴舞線と名古屋鉄道（名鉄）豊田線の駅です。駅番号は、鶴舞線がT20、豊田線がTT07となっています。

概要

鶴舞線と豊田線が乗り入れ、相互直通運転を行っているのが特徴です。鶴舞線は当駅が終点ですが、路線の約半数が豊田線へ直通します。一方、豊田線は当駅が起点で、全列車が鶴舞線に直通するため、実質的には中間駅としての役割が大きいです。名古屋市営地下鉄の駅としては唯一、名古屋市外に位置しています。

駅の管理は名古屋市交通局が行っており、名鉄の旅客案内上では無人駅として扱われています。鶴舞線は名古屋市交通局鶴舞線運転区、豊田線は名鉄知立乗務区が管轄しています。

歴史

1978年（昭和53年）10月1日：名古屋市営地下鉄鶴舞線開業。
1979年（昭和54年）7月29日：名古屋鉄道豊田新線（現豊田線）開業。鶴舞線との相互直通運転を開始。
2003年（平成15年）3月27日：トランパス導入（鶴舞線のみ）。
2003年（平成15年）10月1日：豊田線でもトランパス利用可能に。
2009年（平成21年）12月18日：車いす対応エレベーター・障害者対応型トイレ設置。
2011年（平成23年）2月11日：ICカード乗車券「manaca」供用開始。
2012年（平成24年）2月29日：トランパス供用終了。

駅構造

島式2面3線のホームを持つ地下駅です。ホームの幅は8.6m、長さは170m。引き上げ線はありません。豊田線は当駅を出るとすぐに高架に上がるため、ホームは比較的浅い場所に位置しています（地上から8.7m）。

2・3番ホームは同じ線路を共有しており、両側の扉が開閉可能な構造です。

1番線：日進工場（車庫）に入庫する列車が使用
2・3番線：上小田井方面へ折り返す列車が使用
3番線：当駅始発の列車が使用
* 4番線：豊田線から来た列車が使用

鶴舞線から豊田線へ直通する豊田市行きの列車は、必ず1番線を使用します。豊田線からの列車は、行き先に関わらず全列車が4番線を使用します。当駅から鶴舞線を利用する場合は、ホームの電光表示板で発車番線を確認する必要があります。

自動券売機

1番出入口、2・3番出入口側の両方に、名鉄線と地下鉄線の券売機が設置されています。鶴舞線経由で名鉄犬山線・小牧線方面へ行く場合は、地下鉄線の券売機で連絡乗車券を購入する必要があります。ただし、manacaなどのICカードを利用する場合は、経由に関わらず最短経路で運賃が計算されます。

その他設備

エスカレーターは終日上り運転、エレベーターは西改札口に接続するものが各ホームに1基ずつ設置されています。自動体外式除細動器（AED）は地下1階の西改札口付近に設置されています。

駅の扱い

地下鉄の駅員が常駐していますが、名鉄の旅客案内上は無人駅扱いとなっています。当駅ではミューチケットや各種企画乗車券の購入はできません。manacaを購入すると、名古屋市交通局の仕様となります。当駅発の名鉄線のみの定期乗車券は購入できません（隣の日進駅で購入）。

名古屋市外にありますが、敬老パスや福祉特別乗車券で地下鉄への無料乗車が可能です。直通列車で名鉄線へ乗り越した場合は、当駅から下車駅までの運賃がチャージ残額から自動精算されます。

利用状況

名古屋市交通局の2019年度1日平均乗車人員は30,719人（地下鉄のみ10,743人、赤池経由名鉄連絡19,976人）です。名古屋鉄道の2019年度1日平均乗降人員は6,411人です。

駅周辺

日進市の西端に位置し、駅周辺は商業地域と住宅地域が混在しています。駅の東約300メートルには国道153号が通っています。駅周辺では土地区画整理事業が進められ、2017年には大型複合ショッピングモール「プライムツリー赤池」がオープンしました。

バス路線

駅前の交通広場に名鉄バスの停留所があります。名古屋市営地下鉄の駅としては珍しく、名古屋市営バスは乗り入れていません。また、高速バスのドリームなごや号も経由します。

隣の駅

名古屋市営地下鉄・名古屋鉄道

鶴舞線・TT 豊田線

平針駅 (鶴舞線・T19) - 赤池駅 (T20・TT07) - 日進駅 (名鉄豊田線・TT06)

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