赤沢スキー場

赤沢スキー場

赤沢スキー場は、群馬県利根郡みなかみ町に位置していた町営のスキー場です。1980年に新治村（現・みなかみ町）によって開業しました。水上エリアではなく、国道17号沿いの猿ヶ京温泉と三国峠の中間地点に位置していました。

ゲレンデの特徴

ファミリー層をターゲットにしたコンパクトなゲレンデ構成でありながら、斜度35度の上級者コースも擁していました。コースは以下の通りです。

上級者コース：800m (斜度35度)
中級者コース：1,000m (斜度12度)
初心者コース：200m (斜度8度)
ソリ専用ゲレンデ

リフトは、シングルリフト2基(260m・545m)とロープトウ1基(179m)が設置されていました。

営業形態

かつては火曜日を定休日とし、平日は貸切営業日（予約がない場合は第1リフトのみ一般営業）、土日祝日は一般営業という形態でした。来場の際はスキー場のホームページで営業カレンダーを確認することが推奨されていました。

アクセス

関越自動車道月夜野ICから国道17号を経由して約23km、車で約40分の距離にありました。

沿革

1980年（昭和55年）：林業従事者の冬場の雇用確保を目的として、国有林を借り受け新治村が開業。
2007年（平成19年）：雪不足により、2006-2007シーズンは短期間の営業に留まりました。
2008年（平成20年）：団体客誘致のため、平日の貸切営業を開始。
2010年（平成22年）：年間入場者数が5,000人程度まで落ち込み、存続が危ぶまれる状況となりました。
2015年（平成27年）：みなかみ町のふるさと納税の返礼品として、30万円以上の寄付者に赤沢スキー場の1日貸切権が提供されました。
2023年（令和5年）：施設老朽化と人手不足を理由に、2023年シーズンをもって営業を終了することが発表されました。最終営業日は2024年3月10日となり、閉場後はユネスコエコパークの理念に基づいた環境教育の場としての活用が検討されています。

閉場後の展望

長年にわたり地域住民やスキーヤーに親しまれてきた赤沢スキー場は、2024年3月10日をもってその歴史に幕を閉じました。今後は、スキー場としての役割を終え、ユネスコエコパークの理念に基づいた環境教育の場として新たな活用が検討されています。

関連情報

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