国道17号

国道17号（こくどう17ごう）

国道17号は、東京都中央区の日本橋を起点に、新潟県長岡市を経由して新潟市中央区に至る一般国道で、全長465.1kmの交通路として日本国内で重要な役割を果たしています。起点の日本橋には日本国道路元標も設置されており、歴史的にも重要な地に位置しています。

概要

東京から群馬県を経て新潟県までを結ぶこの国道は、中山道として知られる五街道の一つである区間や、三国街道の一部も含んでいます。また、群馬県から新潟県への連絡路となるこの道は、関越自動車道や国道8号とも平行し、重要な物流路となっています。国道17号は、東京と新潟を結ぶ唯一の一般自動車道でもあり、地元経済にとっても欠かすことのできない交通インフラです。

路線データ

国道17号の起点は東京都中央区の日本橋、終点は新潟市本町通の本町交差点です。重要な経過地には東京都内の千代田区、文京区や豊島区、埼玉県の戸田市、蕨市、上尾市、群馬県の高崎市や渋川市、さらに新潟県内の小千谷市や長岡市、三条市などが含まれています。実延長は399.5kmに及び、群馬県内には125.3km、埼玉県内には113.6km、東京都内には20.1km、新潟県内には139.6kmあります。

歴史

国道17号は、中山道や三国街道の一部を継承しており、特に新潟と関東地方をつなぐ重要なルートとして江戸時代から重視されてきました。1877年には国道として認定され、1885年には東京から新潟港に達する道路として国道一等に指定されました。さらに、信越本線の開業に伴い、鉄道でのアクセスが強化されたことで、国道への通行量も変化しました。

路線状況

国道17号沿いには、多くのバイパスや地域高規格道路が整備されています。具体的には、新大宮上尾道路や熊谷渋川連絡道路などがあり、これらは地元や通行するドライバーにとって重要な交通手段です。特にバイパスは、交通渋滞の緩和や事故防止に寄与しています。

通過する自治体

国道17号は東京都の中央区から始まり、千代田区、文京区、豊島区、北区、板橋区を経て埼玉県、群馬県、新潟県と多くの地域を通過します。特に東京から新潟にかけての区間において、経済や観光などの交流が活発に行われています。

まとめ

国道17号はその長さと通過する地域の多様性から、日本の物流や経済活動において欠かせない存在です。今後もさらなる整備が期待され、地域発展の牽引役としての役割が期待されます。

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