赤谷山

赤谷山（あかたんやま）

赤谷山は、富山県黒部市と中新川郡上市町にまたがる、標高2260mの山です。富山県登山連盟が選定した「富山の百山」の一つに数えられています。

概要

剱岳の北方稜線上に位置し、剱岳から北へ約4kmの場所にあります。山頂は東側に傾斜した草原となっており、チングルマやツガザクラなどの高山植物が一面に咲き誇ります。特に秋にはチングルマの紅葉が美しく、山頂からの眺望も素晴らしく、北側には毛勝三山を望むことができます。

赤谷山の最初の登山記録は、1915年（大正4年）に木暮理太郎らによってなされました。その後、1939年には立教大学山岳部、1949年には早稲田大学山岳部が剱岳登山の通過点としてこの山に登っています。

登山

1993年に、馬場島を経由してブナクラ峠から赤谷山へ至る登山道が開通しました。この登山道を利用することで、比較的容易に山頂を目指すことが可能です。また、山頂の西側には「しゃくなげの岩屋」と呼ばれる場所があります。登山道は整備されているものの、高山のため天候の変化には注意が必要です。

参考文献

『富山県山名録』 桂書房
『富山の百山』 北日本新聞社

関連項目

上市町
黒部市

赤谷山は、高山植物の美しさや眺望の良さから、多くの登山者に親しまれています。登山ルートも整備されており、比較的アクセスしやすい山であるため、富山県を訪れる際はぜひ訪れてみてください。

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