超プロ野球 ULTRA

超プロ野球 ULTRA



『超プロ野球 ULTRA』は、読売テレビと日本プロ野球選手会が共同で主催する、プロ野球選手を対象とした毎年恒例のスポーツエンターテイメントイベントです。1985年に「プロ野球12球団インドア競技大会」としてスタートし、その後「プロ野球オールスタースポーツフェスティバル」を経て、2021年に現在の名称となりました。このイベントは、プロ野球のオフシーズンである12月上旬に大阪城ホールで開催され、その模様は翌年1月に読売テレビ制作の特別番組として日本テレビ系列で全国放送されます。

イベントの変遷



初期(1985年~1989年):インドア競技大会



イベントは当初、プロ野球選手運動会のような形式で始まりました。球団対抗で様々な競技を行い、選手たちの運動能力を競い合いました。

中期(1990年~2013年):オールスタースポーツフェスティバル



1990年からは「プロ野球オールスタースポーツフェスティバル」に改称し、競技内容もバラエティに富んだものになりました。各球団から3名ずつ選出された選手たちが、オリジナリティ溢れる競技に挑戦するだけでなく、トークコーナーなどもあり、選手たちのプレー以外の魅力も楽しめるようになりました。優勝チームだけでなく、敢闘賞や最優秀選手賞も選ばれ、スポンサーからの豪華な賞品も贈呈されます。

近年(2014年~):バトルスタジアム&超プロ野球ULTRA



2014年には「プロ野球No.1決定戦!バトルスタジアム」としてリニューアルし、より競技性が重視されるようになりました。投げる、打つ、守る、走る、チームワークといった野球の基本能力を競う競技が中心となり、個人戦と団体戦が組み合わされています。

2021年からは、現在の「超プロ野球 ULTRA」に名称を変更し、「プロ野球を超えていけ!」というコンセプトのもと、新たなスタートを切りました。競技内容も刷新され、各球団から投手と野手が1名ずつ出場し、チーム対抗で総合優勝を目指す形式となりました。

イベントの特徴



豪華な出演者: イベントには、人気お笑い芸人やタレントがMCやパネラーとして参加し、番組を盛り上げます。また、元プロ野球選手が解説を担当し、競技をより深く楽しむことができます。
多彩な競技: 投球のコントロールや球威を競う「ULTRAピッチングターゲット」、ティーバッティングで飛距離や正確性を競う「ULTRAバッティングダービー」、俊足を競う「ULTRAスプリントマッチ」、知力とチームワークを試す「ULTRAブレインバトル」、チーム対抗リレー「ULTRAダイヤモンドリレー」など、バラエティ豊かな競技が行われます。
視聴者参加型企画: 観客の勝敗予想アンケートや、選手によるクイズ対決など、視聴者も参加できる企画が盛り込まれています。
バックステージ企画: 選手の素顔に迫るトークコーナーや、過去の名場面を振り返る特別企画など、競技以外にも見どころが満載です。

近年の開催状況



2020年度は、新型コロナウイルスの影響で公開収録が中止となりましたが、無観客での収録と競技の単純化を行い、代替番組として放送されました。

2021年度以降は、大阪城ホールでの公開収録が再開され、観客の入場も条件付きで認められるようになりました。2023年度には、大和地所が冠スポンサーとなり、大会の名称に企業名が加わりました。

放送について



イベントの模様は、毎年1月の正月三が日後の最初の日曜日に、読売テレビ制作、日本テレビ系列で全国放送されます。放送時間は約2時間で、選手たちの熱戦や豪華出演者によるバラエティ豊かな企画を楽しむことができます。

出演者



MC


爆笑問題太田光・田中裕二)
鷲見玲奈

進行アシスタント


見取り図(盛山晋太郎・リリー)

解説・パネラー


赤星憲広
陣内智則
狩野英孝
髙橋優斗HiHi Jets|HiHi_Jets
村重杏奈

実況・アナウンス


大野晃佳(読売テレビアナウンサー)
平松翔馬 (読売テレビアナウンサー)
諸國沙代子(読売テレビアナウンサー)
西尾桃(読売テレビアナウンサー)

ナレーター


鹿瀬ハジメ

過去の出演者



イベントには、数多くの著名人が出演してきました。過去には、ハロー!プロジェクトのメンバーや、数々の人気お笑い芸人、タレント、スポーツ選手などが番組を盛り上げてきました。

宮根誠司
千鳥 (ノブ・大悟)
ブラックマヨネーズ吉田敬・小杉竜一)
川田裕美
NMB48
桐生祥秀
伊沢拓司
* 出川哲朗

まとめ



『超プロ野球 ULTRA』は、プロ野球ファンだけでなく、スポーツ好きやバラエティ番組好きも楽しめるエンターテイメントイベントです。選手たちの真剣なプレーや意外な一面、豪華な出演者によるバラエティ豊かな企画は、毎年多くの視聴者を魅了しています。今後の開催も目が離せません。

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