超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム

『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』

『トランスフォーマー プライム』は、アメリカで放送されたコンピュータアニメーションシリーズで、トランスフォーマーシリーズの新たな一作です。この作品は、2010年に放送されたアニメ『トランスフォーマー アニメイテッド』から約1年半後にスタートし、約3年間にわたり展開されました。制作はハズブロ社が設立したハズブロ・スタジオが担当し、日本のポリゴン・ピクチュアズがアニメーションを制作しました。このコラボは、両社の過去の協働に基づいて実現したものです。

概要

『トランスフォーマー プライム』は、フルCGアニメーションで作られたテレビシリーズで、『ビーストウォーズリターンズ』以来、トランスフォーマーの世界観を現代に蘇らせた作品です。アメリカでは、ハズブロとディスカバリー・チャンネルが運営する子供向けチャンネル『Hub Network』の開局と同時に放送を開始しました。特に、シーズン2の最終回では、「Transformers Prime 26-Hour Takeover」と題して、26時間にわたる52話の一挙放送が行われ、視聴者の好評を博しました。このテレビシリーズは、シーズン3『Beast Hunters』で幕を閉じ、完結編としてテレビ映画『Beast Hunters: Predacons Rising』が後に公開されました。

特徴

本作は、実写映画版『トランスフォーマー』および『リベンジ』で脚本を手掛けたロベルト・オーチーとアレックス・カーツマンが原作として参加しています。原作である『アニメイテッド』の影響を受けつつも、キャラクターデザインはカートゥーン調に仕上げられました。さらに、オプティマスプライムやバンブルビーなど、ファンにお馴染みのキャラクターも登場し、実写版を意識した設定やデザインが取り入れられています。

ストーリー背景

物語は、自由を求めるオートボットと地球制覇を目指すディセプティコンの戦いから始まります。トランスフォーマーの故郷サイバトロン星が滅亡した後、オプティマスプライム率いる生き残りのオートボットたちは地球に逃げ込み、一般市民に隠れながら活動を続けるのです。しかし、ディセプティコンが再び動き出し、地球を舞台にした戦争が再燃します。

登場キャラクター

• - オプティマスプライム (声: 森川智之 / ピーター・カレン)

オートボットのリーダーで、冷静沈着な人物。彼は平和主義者で、まず対話を重視しますが、仲間を守るためには戦う決断をすることもあります。

• - バンブルビー (声: 無し / ウィリアム・フレンドル)

若きオートボットの戦士で、パートナーである人間のラフと共に冒険を繰り広げます。豪快で少年らしい性格が魅力的です。

• - ディセプティコンのリーダー – メガトロン (声: 藤原啓治 / フランク・ウェルカー)

冷酷且つ狡猾な性格で、力による支配を目的としています。彼の目的は、オートボットを打倒し、地球を支配することです。

日本での展開

日本では、2012年4月から2013年3月までテレビ愛知を中心に放送され、サイバトロンサテライトやアームズマイクロン劇場といったオリジナルのコーナーも制作されました。また、特番や新作玩具も展開され、視聴者の関心を集めました。

受賞歴

本作はそのクオリティの高さから、デイタイム・エミー賞なども受賞しています。特にアニメーション部門で多数の受賞歴があり、制作陣への評価も高まっています。

『トランスフォーマー プライム』は、トランスフォーマーシリーズの中で一際際立つ作品として、多くのファンを魅了し続けています。

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