超劇場版ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!

超劇場版ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ奇跡の時空島であります!!

『超劇場版ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ奇跡の時空島であります!!』は、2010年2月27日に公開された日本のアニメーション映画です。この作品は劇場版『ケロロ軍曹』の第5弾であり、シリーズの5周年を記念した特別な作品でもあります。また、本作は劇場版シリーズの最終作として位置づけられています。

概要

前作『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』の中で本作の公開が発表されました。前作では日向冬樹の本来の声優である川上とも子が出演していましたが、今作では当時代役を務めていた桑島法子が冬樹役にキャスティングされています。桑島が同シリーズに参加するのは『超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』以来となり、シリーズ過去4作品には登場しなかったキャラクター、アリサ＝サザンクロスも本作で初めて姿を見せます。

この作品では、夏美、桃華、小雪、サブローといったこれまでの主要キャラクターは冒頭のみの登場となり、物語の焦点は新たなキャラクターたちに向けられています。主題歌は平原綾香が担当することが決まっており、これによりビクターエンタテインメント以外の歌手が参加するのは3作品ぶりとなります。また、オープニングテーマは高田純次と松元環季が担い、松元は声優としてラナ役でも出演しています。

映画公開に先立ち、テレビ東京系列の子供向け番組『ピラメキーノ』とのコラボレーションも行われ、番組内のコーナーにケロロ軍曹が登場しました。関連して、劇場で販売される番組コラボグッズとしてハンカチも提供されました。興行成績では、映画観客動員ランキングで初登場6位、ぴあ初日映画満足度ランキングで3位を記録し、最終的に興行収入は2.3億円に達しました。

ストーリー

物語は地球の裏側に位置するイースター島が舞台となります。ある日、冬樹の元に届いたケロロに似た奇妙な石像が、彼らに大きな冒険の扉を開きます。ケロロと冬樹はその謎を解くため、仲間たちと共にイースター島へ向かいます。この島では愉快な精霊マナ、双子の兄妹イオとラナ、そして恐るべき伝説の邪霊アクアクが待ち受けています。果たして石像の秘密とは何か、そして「究極の戦士（ケロロ）」とは何なのか、シリーズの最大の敵に立ち向かうケロロ小隊の姿が描かれます。

新キャラクター

新たに登場するキャラクターたちには、イースター島に住む双子の兄妹イオとラナがいます。彼らは独特の外見を持ち、物語の重要な役割を果たします。また、島の精霊であるマナや、いたずら好きな邪霊アクアクも物語の中心的な存在となります。

アクアクは恐ろしい能力を持つ存在であり、彼が持つ力によってケロロ小隊はさまざまな困難に直面します。本作では、アクアクが個々の小隊メンバーを飲み込み、その力をコピーするという新たな展開が登場し、シリーズのファンを驚かせました。

音楽

劇場版の音楽には平原綾香による主題歌が使用され、さらに高田純次と松元環季がオープニングテーマを担当します。これにより作品に彩りを添え、感動的なシーンを盛り上げる要素となっています。オリジナリティと共にファンの期待を背負った音楽も、本作に新たな魅力を加えています。

結末

本作では、ケロロ小隊が苦難を乗り越え、友情や絆の大切さが描かれます。最終的には、強大な敵アクアクと壮絶な決戦を繰り広げる中で、彼らがどのように成長しどのような結末を迎えるのかが見どころとなります。この作品を通じて、ケロロ軍曹ファンにとっての特別なメッセージが伝わることでしょう。

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