超流派

超流派（ちょうりゅうは）

『超流派』は、日本のテレビ局であるテレビ東京系列で、2013年（平成25年）4月5日から2017年（平成29年）3月31日にかけて深夜帯に放送されていた音楽番組です。長きにわたり深夜の音楽情報番組として親しまれてきた『Bの流派』、そしてその後継番組である『流派-R』の歴史を受け継ぎ、約12年半続いたシリーズの新たな形としてスタートしました。

番組概要

この番組は、『流派-R』が培ってきたクラブミュージックやヒップホップといったジャンルへの深い洞察に加え、放送開始当時の音楽シーンの変遷を反映した新しい試みを取り入れました。具体的には、これから音楽界を牽引していくであろう新進気鋭のアーティストたちはもちろんのこと、インターネットの世界、特に「ニコニコ動画」などを活動の場とするボカロP（VOCALOIDプロデューサー）や、その他のオンラインで独自の音楽を生み出すクリエイターたちにも積極的に焦点を当てました。これにより、従来の地上波テレビではあまり紹介されることのなかった、多様なバックグラウンドを持つ音楽家たちの魅力を視聴者に届け、現代の音楽シーンが持つ幅広い層を表現しようとしました。

出演者

番組の進行役として、前番組『流派-R』から引き続き佐野友妃子が番組MCを務めました。安定した進行で、番組の雰囲気を支えました。また、特定のコーナーでは、さとうささらがコーナーMCとして登場し、2013年4月5日から2015年5月15日までの期間、番組に彩りを加えました。

番組を支えた人々

『超流派』の制作には、多岐にわたるスタッフが関わりました。彼らの尽力によって、番組の質が保たれ、視聴者に届けられました。主なスタッフは以下の通りです。

監修: 樋口紀男
構成: 今井一隆
ナレーター: マシューまさるバロン、井澤美香子
音効: 東由美（佳夢音）
編集: 梓沢修二、持主望美
MA: 上甲典靖、小林典正
ディレクター: 野村武、柴田将利、細川顕
AD: 渕崎祥子、内山萌実
プロデューサー: 番組開始当初は野村俊二が務め、その後小林基広に引き継がれました。
協力: テレビ東京ミュージック
* 製作: endless communications

これらのスタッフ陣が一体となって番組制作にあたりました。

ネット局

テレビ東京系列での放送のほか、一部の地方局でも放送されていました。その一つに新潟放送（BSN）があり、本放送から3日遅れの月曜日の25時28分から25時58分に放送されていましたが、2015年（平成27年）6月をもって放送が打ち切られました。

『超流派』は、テレビ東京の深夜音楽番組シリーズの長い歴史に新たな一ページを刻み、多様化する音楽シーンを映し出しながら、2017年3月31日をもってその放送を終了しました。約4年間にわたり、様々な音楽とその担い手たちを紹介し、多くの音楽ファンに影響を与えました。

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