農林漁業信用基金

独立行政法人農林漁業信用基金とは

独立行政法人農林漁業信用基金（のうりんぎょぎょうしんようききん）は、農林水産省と財務省によって監督される中期目標管理法人であり、主に農業と漁業の支援を目的とした組織です。この法人は2003年10月1日に設立され、以前の認可法人である農林漁業信用基金の権利と義務を引き継ぎました。

主な業務内容

この法人の事業は以下のような内容を含んでいます。
1. 農業信用基金協会や漁業信用基金協会による債務保証に対する保険の提供
2. 林業者や木材産業者の資金調達に対する債務保証の実施
3. 農業災害補償制度の下で、農業共済組合や漁業共済組合への資金貸付け

これにより、農林漁業に従事する人々が安定した経済基盤を持てるように支援を行っています。

沿革の概要

農林漁業信用基金の歴史は1952年に遡ります。この年に農業共済基金が設立され、その後、中小漁業融資保証保険特別会計が設定されました。1963年には林業信用基金が設立され、同年の末には漁業共済基金も続きます。
さらに1966年には農業信用保険協会が設立され、1974年には中央漁業信用基金が設立されました。このように、農業や漁業、林業の各分野での信用や支援の仕組みが整備されていく過程が見て取れます。

1987年に農業信用保険協会と林業信用基金、中央漁業信用基金の統合が行われ、新たに農林漁業信用基金（認可法人）が設立されました。2000年には農業共済基金が解散され、農林漁業信用基金がその業務を引き継いでいます。

そして2003年、特殊法人等整理合理化計画に基づき、農林漁業信用基金が解散され、独立行政法人として新たに農林漁業信用基金が立ち上げられました。これにより、農林水産業の支援体制がさらに強化されることとなりました。

組織の役割

独立行政法人としての農林漁業信用基金は、農業や漁業の現場において発生するさまざまなリスクに対応するための重要な役割を果たしています。債務保証や資金貸付けを通じて、農業者や漁業者が安定した経営を維持し、また新たな資金を確保する手助けをすることで、業界全体の発展に寄与しています。

このように、農林漁業信用基金は国内の農林水産業の発展において欠かせない存在であり、今後もその活動に期待が寄せられています。

外部リンク

• - 独立行政法人農林漁業信用基金
• - 独立行政法人農林漁業信用基金法 - e-Gov法令検索

もう一度検索