辻知恵

辻知恵の軌跡

辻知恵（つじ ちえ、旧姓：名取）は、1969年8月9日生まれの日本の元女子バレーボール選手であり、指導者としての顔も持っています。山梨県甲府市で育った彼女は、増穂商業高校に在籍中の時にブロード攻撃を独自に習得し、春高バレーやインターハイにおいてもその実力を証明しました。

バレーボールキャリア

1988年には、ダイエーの米田一典監督からの推薦を受けてプロ選手となり、セッターとしてチームに貢献。2年目からはレギュラー選手として活躍し、その後も1995年まで同チームでプレーしました。退社後、辻智之コーチとの結婚を機に富士通でプレーし、1998年からは茂原アルカスの指導にあたりながら選手としても活動しました。

辻は1990年に全日本代表に選出され、その後も数回にわたり日本代表として国際大会に出場しました。特に2004年にはアテネオリンピックにおいて35歳で代表に選ばれており、史上初の全日本代表ママさん選手としても知られています。しかし、試合への出場機会は無かったものの、彼女はチームに対する重要な支えとなりました。

指導者としての道

2005年に現役を引退した後、辻は女子9人制の山梨中央銀行女子バレーボール部の総監督に就任。その後、2012年には6人制の監督としても活動を行っています。選手としても復帰し、2012年のぎふ清流国体では山梨県代表として出場し、素晴らしいパフォーマンスを見せました。

チームへの貢献と影響

特に辻は、2003年度の全日本代表において、吉原知子選手や竹下佳江選手をサポートする立場としても知られています。試合への出場は少なかったものの、彼女の存在は若手選手への精神的サポートとなり、チーム全体のモチベーション向上にも寄与しました。中心選手としての役割を果たした彼女の姿勢は、後輩選手たちにとって良き模範となったことは言うまでもありません。

まとめ

辻知恵のバレー人生は、選手としての成功と指導者としての手腕を併せ持つ素晴らしいものでした。彼女の努力と献身的な活動は、後進の育成にも大きな影響を与えており、バレーボール界の中での彼女の役割は今後も重要であり続けるでしょう。

もう一度検索