辻稔

辻稔（つじ みのる）

辻稔は1967年7月生まれのフリーカメラマンで、静岡県田方郡戸田村（現沼津市）出身です。彼は1988年にニユーテレスに入社し、1995年までその会社で勤務しました。その後、スウィッシュ・ジャパンに移り、2005年3月にはフリーとして活動を開始しました。

辻は特にバラエティ番組での活動が多く、芸人やタレントの躍動感を生かしたカメラワークに定評があります。2003年には、フジテレビの『FNS27時間テレビ』で笑福亭鶴瓶の局部が映り込むという事件を担当し、その後「伝説のカメラマン」としてナインティナインの岡村隆史に紹介されました。

彼のカメラワークは業界内で高く評価されており、放送作家である中野俊成からは「バラエティー界のロバート・キャパ」と称されています。特に、内村光良がプロデュースした『内村プロデュース』では「芸人魂チェック隊」などの企画で「突撃カメラマン」として顔を見せ、裏方であるにも関わらず頻繁に名前が知られる存在となりました。

辻は母校である『東京ビジュアルアーツ』で非常勤講師を務めており、同じく2013年から地域テレビ局テレビ静岡での公開生放送にもカメラマンとして参加しました。また、同年には長年ファンであったフュージョンバンド「T-SQUARE」と「CASIOPEA」の撮影も手掛けることになります。

2014年には田村淳がプロデュースしたアイドルグループ「スルースキルズ」のMVやライブ映像の撮影を担当。2020年には配信番組『倉庫deライブ』の撮影に関わりました。

彼のユニークなエピソードも数多く、特に『アメトーーク!』では、フルーツポンチ・村上健志の膝が曲がらないことを突っ込んだことから「ヒザ神」というキャラクターが生まれました。また、ナダルとのやり取りで生まれた伝説の土下座カメラワークは、今でも業界内で語り草となっています。

現在も様々な番組で活動しており、『アメトーーク!』や『ロンドンハーツ』、および配信番組『倉庫deライヴ』などでその腕前を発揮しています。彼の経歴は多彩で、過去には『めちゃ²イケてるッ!』や『内村プロデュース』など多くのヒット番組に参加してきました。

辻稔はまた、NMB48の山本彩を結成当初から応援しており、それに関連した活動も行っています。彼のカメラマンとしてのキャリアは、数々の成功に彩られ、その独特のスタイルと表現力で高い評価を得ています。彼の作品は多くの視聴者に影響を与え、エンターテインメント業界において欠かせない存在となっています。

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