辻章

辻章（つじ あきら、1945年4月15日 - 2015年4月23日）は、日本の小説家として知られています。

神奈川県に生まれ、横浜国立大学経済学部を卒業後、講談社に入社しました。1981年から1984年まで、文芸雑誌『群像』の編集長を務め、多くの作家を世に送り出しました。

講談社を退職後、辻は文筆活動に専念し、作家としてのキャリアをスタートさせます。1995年には、『夢の方位』で泉鏡花文学賞を受賞し、その才能を高く評価されました。1998年には、「青山」で芥川賞候補にもなりました。

また、辻は季刊の綜合文芸誌『ふぉとん』を主宰（2006年 - 2009年）し、文芸活動の振興にも尽力しました。この雑誌を通じて、新たな才能の発掘や、文学に関する議論の場を提供しました。

2015年4月23日、くも膜下出血のため死去。70歳でした。

主な著書

『逆羽』 福武書店 1989.3
『この世のこと』 福武書店 1991.8
『誕生』 講談社 1994.8
『夢の方位』 河出書房新社 1995.1
『子供たちの居場所』 河出書房新社 1996.12
『時の肖像 小説・中上健次』 新潮社 2002.1
『猫宿り』 河出書房新社 2003.5
『辻章著作集』全6巻 作品社 2017〜2019


外部リンク

* ふぉとん社ホームページ (実際にアクセス可能なURLではありません。)

もう一度検索