近藤幸太郎

近藤幸太郎（こんどう こうたろう）

日本の陸上競技選手。中距離走・長距離走を専門とし、SGホールディングスに所属。

プロフィール

2001年1月30日生まれ、愛知県豊川市出身。
豊川市立代田中学校、愛知県立豊川工業高等学校、青山学院大学経営学部経営学科卒業。

経歴

高校時代まで

代田中学校で陸上部に入部。中学校卒業前には東葛駅伝に出走し、3区で区間1位の好成績を収める。
豊川工業高校時代には、インターハイの5000mに2年連続で出場するも、決勝進出は果たせなかった。
高校3年時には、5000mで14分08秒50の記録をマーク。

大学時代

原晋監督の熱心なスカウトを受け、2019年4月に青山学院大学に入学。
大学1年時には三大駅伝への出場はなし。
大学2年時の出雲駅伝は中止。全日本大学駅伝では2区を走り、区間13位に終わる。
大学3年時の箱根駅伝では7区に初出場し、区間3位の好走でチームの順位を押し上げる。出雲駅伝では1区で区間賞を獲得。
同年の全日本大学駅伝では7区で区間2位。チームは総合2位。
大学4年時の箱根駅伝では2区を走り、区間7位ながらもチームを往路優勝に導く。チームは総合優勝も果たす。
同年の出雲駅伝では3区で区間3位。チームは総合4位。
全日本大学駅伝では7区で区間2位。チームは総合3位。
大学最後の箱根駅伝では2区で区間3位。チームは総合3位。

実業団時代

大学卒業後、SGホールディングスに所属。
2023年東京レガシーハーフマラソンでは、1時間01分26秒で5位入賞（日本人トップ）。自己記録を大幅更新。
関西実業団対抗駅伝では3区で区間賞を獲得。
ニューイヤー駅伝では2区で18人抜きの快走を見せ、区間5位。
熊日30キロロードレースでは1時間28分54秒で優勝。
関西実業団陸上競技選手権大会では10000mで優勝（大会新・自己新）。5000mでは総合5位。
関西実業団対抗駅伝では6区で区間賞を獲得。チームの優勝に貢献。

人物・エピソード

大学3年時に急成長を遂げ、5000mと10000mの自己ベストを大幅に更新。青山学院大学陸上部のエースとしてチームを牽引。
チームメイトからは、自身には厳しく、他人には優しい性格だと評されている。
元々は消極的な性格だったが、大学入学後に積極的な性格へと変化。
非常に利他的な性格であり、数々のエピソードが語られている。
MARCH対抗戦10000m記録会では、2年連続で個人総合1位を獲得し、賞金をチームメイトのために使った。
2023年の箱根駅伝2区では、後続の吉居大和選手に「ついてこい」と声をかけ、デッドヒートを繰り広げた。この時、吉居選手は近藤選手のおかげで区間賞を取れたと述べている。
TBSテレビの情報番組『ひるおび』のコメンテーターを務める原晋監督は、近藤選手のエピソードに感銘を受けている。
近藤選手と吉居選手は同郷で、かつて同じランニングクラブに所属していた。
スポーツジャーナリストの生島淳は、近藤選手の箱根駅伝での活躍を「近藤劇場」と称賛した。
田澤廉選手との対決では、常に謙虚な姿勢を崩さず、相手への敬意を忘れない。
スポーツ誌『4years』では、近藤選手と吉居選手の『兄弟的関係』について特集記事が掲載された。
好きなアーティストはSEAMOとBiSH。SEAMOとは交流があり、彼のライブを観戦したことをきっかけに親交を深めている。

大学駅伝戦績

出雲駅伝: 1区区間賞など
全日本大学駅伝: 7区区間2位など
箱根駅伝: 2区区間3位など、7区区間3位など

自己記録

1500m: 3分53秒78
5000m: 13分31秒33
10000m: 28分05秒55
ハーフマラソン: 1時間01分26秒
30km: 1時間28分54秒

脚注

注釈1

外部リンク

ＳＧホールディングス陸上競技部
近藤幸太郎 (@KOTARO_0130) - X（旧Twitter）
* 近藤幸太郎 (@k_kotaro0130) - Instagram

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