原晋

原 晋（はら すすむ）

原 晋は1967年3月8日に生まれ、広島県三原市で育った日本の陸上競技指導者です。彼は青山学院大学の陸上競技部の監督を務める傍ら、大学教員やスポーツ解説者としても活動しています。また、タレントや評論家としての顔も持ち、幅広いメディアに出演しています。これまでのキャリアの中で、彼は数々の栄光を手にし、日本の陸上競技界に多大な貢献をしています。

幼少期と学生時代

原は小学生の頃から運動が得意で、ソフトボールや相撲などさまざまな競技に取り組んでいました。彼のアスリートとしての道は、幼少期に海で遊んでいる最中に事故で足を骨折したことがきっかけで始まりました。この怪我をリハビリする中でジョギングを始め、陸上への道を歩んでいきました。

中学校では陸上部に所属し、さらに高校では広島県立世羅高等学校の主将として全国高等学校駅伝競走大会に出場。大学は中京大学に進学し、陸上競技部に入部しましたが、当初は学業よりも遊びに時間を費やしていたと振り返っています。その後、1989年に中国電力に就職し、陸上競技部の設立に貢献しました。

選手から指導者へ

選手としての原晋は、故障に悩まされながらも成績を上げられず、1995年に27歳で現役を引退しました。その後、10年間中国電力でサラリーマンとして働きましたが、この期間に営業のセンスを磨き、特に新規事業の立ち上げにおいて高い評価を受けました。

2004年に青山学院大学陸上競技部の監督に就任し、ここから彼の本格的な指導者キャリアが始まります。監督としては、箱根駅伝を目指す強豪校に選手を勧誘する難しさを経験しながら、自身の出身校からの選手を確保していきました。就任から3年以内に箱根駅伝に出場、5年以内にシード権獲得、そして10年以内に優勝を目指しました。

箱根駅伝での業績

原監督の指導のもと、青山学院大学は2015年の第91回箱根駅伝で総合優勝を果たし、これが史上初めての快挙でありました。その後も6回の総合優勝を達成し、青山学院大学陸上部は「大学駅伝界の名将」と称されることになります。原はまたマスメディアに頻繁に出演し、講演会での講師としても活動しています。

現在の活動

現在も青山学院大学の教授として、地球社会共生学部で教鞭を執りながら、学生たちにスポーツを通じた教育を施しています。最近では新型コロナウイルスの影響で公式レースが中止されたことに対し、学生の未来や教育環境についても厳しい意見を述べています。また、タレント業務やコメンテーターとしての活動も続けており、スポーツ界での影響力を保っています。彼は陸上競技の発展や学生たちの未来を真剣に考え、活動している指導者の一人です。

まとめ

原晋は、陸上競技に対する情熱と強い意志を持った指導者であり、数々の名誉と成果を築いてきました。彼の経験と哲学は、学生たちに多くの影響を与え、これからも日本の陸上界での指導者として輝き続けることでしょう。

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