近藤隼斗

近藤 隼斗（こんどう はやと）

近藤隼斗は、2001年5月15日生まれで、佐賀県武雄市から柔道の世界に飛び込んだ日本の柔道家です。彼は60kg級に所属し、163cmの身長の持ち主で左組みの選手です。得意技は大内刈で、彼の柔道スタイルは多くのファンに支持されています。また、妹の美月も柔道で素晴らしい才能を発揮し、2021年のインターハイで48kg級にて優勝を果たしています。

経歴

彼が柔道を始めたのは7歳の時で、武雄警察署の少年柔道教室での経験が礎となりました。小学校6年生の頃には全国小学生学年別柔道大会に出場しましたが、初戦で敗退。しかし、柔道への情熱を失うことなく、成績を徐々に向上させていきます。

有田中学では2年生の時に全国中学校柔道大会の66kg級で敗れましたが、3年生になって60kg級で見事に優勝を果たします。その後、佐賀工業高校に進学し、彼の実力はさらに磨かれました。1年生の時には全日本カデで優勝し、世界カデでは個人戦と団体戦両方で3位を獲得。また、全国高校選手権でも頂点に立ちました。

2年生の時は全日本カデの連覇を果たし、インターハイでも再び勝利を手にします。3年生ではアジアジュニアでの優勝を成し遂げ、インターハイでは2度目の連覇を達成するなど、素晴らしい成績を残しました。2020年には国士館大学に進学し、新たな舞台での挑戦が始まります。

2年の頃にはグランドスラム・バクーに出場し、準決勝で敗れるも3位に入りました。また、全日本ジュニアでも優勝し、続く3年で全日本強化選手選考会でもトップの座を獲得しました。

国際舞台での活躍

講道館杯では旭化成の古賀玄暉を破り、優勝を果たしました。グランドスラム・東京では銀メダリストの楊勇緯を撃破するなどの快進撃を見せましたが、決勝で韓国のチョン・スンボムに敗れ2位に止まりました。その後、4年生の時に体重別の初戦で敗れる場面やアジア大会での準々決勝で反則負けもありました。

2024年にはパーク24に所属が決まり、体重別では勝利を収め、再び成長を見せています。グランドスラム・ドゥシャンベやグランプリ・ザグレブではさらなる挑戦が続き、2025年には体重別での2連覇を達成し、グランドスラム・ウランバートルでの準優勝を果たしています。

妹の美月が優勝したことも影響し、兄妹揃ってメダルを手にしたことは家族にとって誇りとなりました。さらに、実業個人選手権での優勝やグランプリ・青島での初優勝も、彼の名声を高めています。2025年12月現在、IJF世界ランキングで62位に位置しています。彼の今後の活躍に期待が寄せられます。

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