近鉄百貨店名古屋店

近鉄百貨店名古屋店（近鉄パッセ）の概要

近鉄百貨店名古屋店、またの名を「近鉄パッセ」は、愛知県名古屋市中村区名駅にあります。こちらは、大阪に本社を持つ近鉄百貨店の一店舗で、地域に密着した商品を提供しています。また、かつては中部近鉄百貨店の店舗であり、2009年に近鉄百貨店に統合された経緯があります。名古屋近鉄ビルは、著名な建築家坂倉準三の設計によるもので、1966年に開業しました。

開業の背景

近鉄パッセは1966年に開業し、当初から「パッセ」という名前で親しまれてきました。この名称は「Passion（情熱）」と「Energy（活気）」を組み合わせた造語で、1998年のリニューアル時から正式に使用されています。近鉄パッセは名鉄百貨店の本店に隣接し、名駅地下街とも直結しているため、利便性が非常に高い場所にあります。

業態の変遷

近鉄パッセは名駅地区の百貨店の中でも独自の位置を占め、特に若者向けのレディースファッションに注力しています。1998年にリニューアルを行い、それ以降は10代から20代の女性を主要な顧客層としてターゲットにしています。そのため、従来の呉服や宝飾品の取り扱いは終了し、今では流行の服飾や雑貨が集められています。

また、近鉄パッセではさまざまな文化イベントも行われており、特に8階の星野書店や9階のタワーレコードでは新商品の発売を祝うイベントが頻繁に開催されています。これにより、ファッションだけでなく、音楽や書籍などの文化とも親和性の高い空間を提供しています。イベント情報は店内のモニターや掲示板で確認できます。

営業時間とフロア構成

店舗の営業時間は、一般のフロアが10:00から20:00までですが、食品売場は20:30まで営業しており、さらに8階と9階も21:00まで開いています。このように、名駅周辺の他の百貨店と比べて若干遅い時間まで営業しているのも特徴です。

近鉄パッセのフロアガイドは以下の通りです:

• - 10階: 近鉄パッセ事務所、ミュゼプラチナム、クリニックなど
• - 9階: タワーレコード名古屋近鉄パッセ店
• - 8階: 星野書店、メガネ店など
• - 7階から1階: レディースファッションや雑貨が中心
• - 地下1階: 食品売場（成城石井など）

建物の特徴

名古屋近鉄ビルは、坂倉準三がデザインした現代的な建物で、特徴的な外観が目を引きます。特に2階から8階にかけてのデザインは、ル・コルビュジエのスタイルを取り入れており、都市における象徴的な建物として知られています。しかし、2020年代には名駅エリアの再開発計画が進行中であり、今後の運命が注目されています。

便利な支払いオプション

近鉄パッセでは、百貨店共通商品券の利用が可能で、様々な電子決済方法にも対応しています。特に、QUICPayや楽天Edyなどの電子マネーを利用できるため、利便性も向上しています。なお、友の会のプログラムに関しては店舗側での申し込みができないため、利用者は注意が必要です。

近鉄パッセは名古屋エリアでのファッション、イベント、そして文化の中心地として、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。

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