透明色のクルージング

透明色のクルージング

2016年5月11日にリリースされた「透明色のクルージング」は、インストゥルメンタルジャズバンドfox capture planと、シンガーソングライターKeishi Tanakaによるスプリットシングルです。両アーティストそれぞれのレーベルから、バージョン違いのシングルとして発表されました。この作品は、両者の音楽性が融合した、非常に興味深い内容となっています。

概要

このシングルは、fox capture planにとって初のボーカル曲を収録した作品となりました。これまでインストゥルメンタルにこだわってきた彼らにとって、新たな試みと言えるでしょう。一方、Keishi Tanaka盤には、カバー曲やリミックスが収録されており、彼の音楽的なルーツや新たな一面を感じることができます。

また、このシングルのリリースを記念して、両アーティストによるジョイントツアー「the CRUSING tour」が全国8か所で開催されました。このツアーは、両者のファンにとって、非常に貴重な機会となりました。

収録曲

fox capture plan盤

1. 透明色のクルージング (3:51)
作詞・作曲：Keishi Tanaka
Keishi Tanakaが作詞・作曲を手掛けた楽曲。fox capture planによる演奏は、原曲の持つメロディの美しさを際立たせています。
2. 傘を持たない君と音楽を（fox capture plan Remix） (4:43)
作詞・作曲：Keishi Tanaka、リミックス：fox capture plan
Keishi Tanakaの2ndソロアルバム『Alley』収録曲のリミックスバージョン。fox capture planの独特なアレンジが施されています。
3. Silent Fourth（4:06）
fox capture planのオリジナル楽曲。彼らの持ち味である、緻密なアンサンブルとエモーショナルなメロディが特徴です。
4. Yellow Counter（5:03）
fox capture planのオリジナル楽曲。ジャズをベースにした、スリリングな展開が魅力です。
5. 透明色のクルージング（fox capture plan Instrumental Version）（3:55）
BS日テレ系情報番組『深層NEWS』金曜オープニングテーマにも使用されたインストゥルメンタルバージョン。fox capture planの演奏技術を堪能できます。

Keishi Tanaka盤

1. 透明色のクルージング (3:55)
作詞・作曲：Keishi Tanaka
Keishi Tanaka自身の歌唱によるオリジナルバージョン。彼の繊細な歌声が、楽曲の魅力を引き出しています。
2. Anything You Want (4:48)
ジョン・ヴァレンティのカバー。
Keishi Tanakaのルーツミュージックを感じさせる、ソウルフルなカバー。
3. More Today Than Yesterday（4:32）
スパイラル・ステアケースのカバー。
こちらも往年の名曲を、Keishi Tanakaならではの解釈でカバーしています。
4. After Rain（fox capture plan Remix）（3:42）
作詞・作曲：Keishi Tanaka
Keishi Tanakaの1stソロアルバム『Fill』収録曲のリミックスバージョン。fox capture planによる斬新なアレンジが施されています。
5. 透明色のクルージング（fox capture plan Instrumental Version）（3:55）
BS日テレ系情報番組『深層NEWS』金曜オープニングテーマにも使用されたインストゥルメンタルバージョン。fox capture planの演奏技術が際立ちます。

このシングルは、両アーティストの個性が光るだけでなく、互いの音楽性をリスペクトし、刺激し合うことで、新たな音楽の可能性を提示しています。特に、fox capture planがボーカル曲に挑戦したことは、彼らの音楽的な幅を大きく広げるきっかけとなったと言えるでしょう。

また、両盤に収録されたインストゥルメンタルバージョンは、fox capture planの演奏技術の高さを示すとともに、それぞれの楽曲の構造をより深く理解する上で、非常に有効です。

このシングルは、それぞれのファンだけでなく、幅広い音楽ファンにとって、聴きごたえのある作品と言えるでしょう。ぜひ、両盤を聴き比べて、その魅力を堪能してください。

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