逗葉新道

逗葉新道（ずようしんどう）について

逗葉新道は、神奈川県道路公社が経営する一般自動車道で、神奈川県の逗子市から三浦郡葉山町までつながる2.0キロメートルの有料道路です。この道路は、横浜横須賀道路の逗子インターチェンジ（IC）から始まり、葉山町の長柄まで延びています。1970年4月1日に供用が開始されて以来、地域の都市間交通の要として重要な役割を担っています。

道路の機能と構造

逗葉新道は、神奈川県道24号横須賀逗子線のバイパスとしての機能だけでなく、国道134号から横浜横須賀道路へのアクセスを提供する役割も果たしています。国道134号が長柄交差点までの3.8キロメートルにわたる有料道路としての利用が続いていましたが、2004年には長柄交差点から県道217号交差点の1.8キロメートル区間が無料開放されました。このため、現在の有料区間は自社資金で建設したものであり、今後も無料開放の予定はないとされています。

この道路に対しては、自動車専用の指定はありませんが、17歳未満の運転者による125cc以下の二輪車の通行は禁止されています。これは周辺交通の円滑を保つために設けられた規制です。

インターチェンジと道路施設

逗葉新道には複数の重要なインターチェンジが存在します。主な出入口は逗子出入口で、ここでは横浜横須賀道路と結節されるほか、県道24号横須賀逗子線にもアクセス可能です。南郷トンネル入口交差点では、県道311号鎌倉葉山線や県道217号逗子葉山横須賀線と接続しています。

さらに、逗葉新道にはいくつかの道路施設が整備されています。特に「逗葉トンネル」は地域の重要な交通路の一部で、また「逗葉新道PA（レストハウス逗葉）」には食堂やトイレがあり、来訪者に便利な休憩所を提供しています。逗子方面料金所近くには、歩道橋を通じて葉山方面からもアクセスできるよう配慮されています。

料金と通行状況

料金については、2023年4月1日現在の普通車は100円、大型車は200円、二輪車は50円と設定されています。支払いは現金または回数券による方法が採用されています。運用開始から2022年までの情報によると、1日あたりの平均通行台数は13,556台に達しており、営業収支比率は201.7％に及ぶなど、一般自動車道の中でも高い収益性を示しています。この道路では、2025年3月18日にETC多目的利用サービス「ETCGO」の導入が予定されています。

まとめ

逗葉新道は神奈川県における重要な交通インフラであり、地元住民と観光客の両方に利用されています。交通規制や利便性を考慮しつつ、有料道路としての機能を充実させ地域の発展に寄与し続けています。

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