速水健二

速水健二：多才なAV男優、監督、俳優、緊縛師

速水健二（はやみ けんじ）は、1961年8月17日生まれの日本のAV男優、AV監督、俳優、緊縛師です。大阪府で生まれ、京都府で育ちました。アダルトビデオの初期からAV男優として活躍し、SMビデオにも多数出演しています。また、緊縛師としても高い技術を持ち、緊縛教材のビデオを制作するなど、多岐にわたる才能を発揮しています。

概要

速水健二は、アダルトビデオ黎明期から第一線で活躍し、その演技力と独特の存在感で多くのファンを魅了してきました。SMビデオへの出演も多く、緊縛師としての技術も高く評価されています。自身で緊縛教材のビデオを制作するほどの腕前を持ち、その技術はプロのレベルと言えるでしょう。また、一般映画やテレビドラマにも出演しており、その演技力は幅広いジャンルで認められています。2000年以降は、監督としても活躍の場を広げ、その才能をいかんなく発揮しています。

名前の由来

芸名の「速水健二」は、テレビドラマ「太陽にほえろ」の登場人物、マカロニ刑事こと速水刑事に由来します。また、「健二」は、歌手の沢田研二から取られました。当初は「速水研二」を名乗っていましたが、先輩AV男優が「研二」を使用していたため、「健二」に変更したそうです。

略歴

1961年、京都のパン屋に生まれた速水健二は、高校時代は野球に打ち込むスポーツ少年でした。高校卒業後に上京し、新聞配達をしながら演劇を学びましたが、2年で退団。その後、ホストクラブで働いた後、アクション系のプロダクションに入社します。1982年にみみずくビデオ作品『ダンシング・ドール』で俳優デビューを果たし、女優の美保純と共演しました。その後、1年半ほどピンク映画に出演し、俳優養成所に入所。映画『ビルマの竪琴』やテレビドラマ「太陽にほえろ」などに出演しました。1985年頃からは、村西とおるの作品に参加し、本格的にAV男優としての活動を始めます。1986年には、スタジオ418への出演を開始し、2000年にはアートビデオ作品『女子校生幻夢想』で監督デビューを果たしました。2006年からは、溜池ゴローレーベルでSMジャンル作品の監督を担当し、2008年には浜劇で「SM3 AV男優調教 速水健二&日高ゆりあ」に出演しました。2010年には、春と秋のDX歌舞伎SM大会にも出演しています。

エピソード

速水健二は、AV出演本数が5000本、AV監督作品が120本を超えるという驚異的な記録を持っています。また、漫画家の笑太郎（古山耕司）の会社であるショー・カンパニーから、ハウツービデオをリリースしています。彼は、自身の仕事に対する姿勢について、「タイプを持たないようにしている」と語っています。これは、特定のタイプを好き嫌いしてしまうと、下半身の反応に影響が出てしまうため、そういった先入観を排除するための工夫だそうです。彼は、本能に逆らうような努力をすることで、極限的なプラス思考や滅私の境地に到達しようとしているのかもしれません。

代表作

緊縛教材

速水健二『縛・基本』（ショウ・カンパニー, 2003）
速水健二『縛・応用』（ショウ・カンパニー, 2004）

映画

『ビルマの竪琴』（東宝, 1985）
『主婦売春宅急便』（三浦プロダクション, 1985）
『潮吹きギャル 順子』（新東宝, 1985）
『白日夢2』（1987）
『メイク・ラブ 女体クルージング』（にっかつ, 1988）
『連続暴行魔 OL狩り』（エクセス, 1992）
『AVナース物語』（ココナッツボーイ・プロジェクト, 1993）
『美里真理 教え子の眼の前で』（芳友社, 1994）
『セックスの向こう側〜AV男優という生き方』（MAXAM Inc., 2013）

テレビドラマ

「太陽にほえろ」
「西部警察」

初期ビデオ

『美少女SM 聖女色炎』（CABIN, 1985）

外部リンク

速水健二のブログ
速水健二のプロフ

速水健二は、AV男優、監督、俳優、緊縛師と、多岐にわたるジャンルで活躍を続ける人物です。彼の活動は、アダルトビデオ業界だけでなく、映画やテレビドラマといった幅広い分野にも影響を与えています。その多才な才能と、独自の哲学を持つ速水健二の今後の活躍に注目です。

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